• HOME
  • RANKING
  • NEWS
  • INTERVIEW
  • COLUMN
  • MAGAZINES
  • BOOKS
  • ABOUT
  • HOME
  • RANKING
  • NEWS
  • INTERVIEW
  • COLUMN
  • MAGAZINES
  • BOOKS
  • ABOUT
COLUMN
  • #Galileo Galilei
  • #最新号

Galileo Galileiのスタジオを訪ねて。そして約束を果たした札幌の夜

一緒に音楽やってるんだから、僕は岩井くんの孤独を解き明かしたい。今まで……自分の孤独感と向き合ってばっかりだったけど(雄貴)



メンバーであり友だちでもあるけど、昔とは明らかに違う関係だから一緒にやれるんじゃないかと。


雄貴「それで言うと、普段ステージの上でメンバーのことを友だちだとは思ってないです。マジで思ってない。むしろ『ちゃんとやれよ!』みたいな(笑)」


体育会系だ(笑)。


雄貴「ステージもそうだし曲作りもそう。友情が音楽の邪魔をしたことはない」


ていうか「ちゃんとやれよ!」って言えるのは、相手のことを友だちだと思ってるからじゃない?


雄貴「……そうか。そういえば僕、大久保さん(大久保淳也/サポートメンバー)には言えないもん。で、大久保さんに言われたんですよ、『みんなには言うのに、なんで僕には言ってくれないんですか? 忖度しないでほしい』って」


そういうことだよね。


雄貴「それはスタッフに対してもそう。どうしてもバランサーになろうとしちゃう。『嫌なことありませんか?』って自分から聞いちゃったりして。むしろメンバー以外の人たちと接する時のほうが難しい」


だから雄貴くんにとって岩井くんは「ちゃんとやれ!」って言える相手であり。


雄貴「僕、基本はメンバーに対してノーガードなんですよ。だからもし岩井くんから〈え? なんでそんなこと言うの?〉みたいなパンチを喰らったらどうなるんだろう……みたいなヒリヒリした感覚はずっと持ち続けていて。でもそれはDAIKIくんに対してもそうだし、岡崎くんに対してもそう」


岩井「ノーガードで殴り合うってこと?」


雄貴「いやいや。殴ってほしくないんだよ。けど、ノーガードでいられるのは、相手を友だちだと思ってるからできることで。だから自分の思いをぶつけていいと思うの。けど、どんなパンチが来るかわからないから、ヒリヒリはする」


自分が出すパンチはどうなの?


雄貴「岩井くんにはめっちゃ考えながらパンチしてるよ」


岩井「俺もめちゃくちゃ考えてパンチしてる」


雄貴「自分の爆発した感情を、そのままぶつけられるような相手であっても、〈この人に自分の気持ちをぶつけちゃダメだ。なぜなら大事な人だから〉って思えるかどうか。それが僕にとっては愛情とか友情だと思っていて。岩井くんに限らず、ノーガードでいられる相手にはそう思ってる。でも昔、岩井くんが僕とケンカして出て行ったのは、当時の僕はそれがわかんなかったからで」


気持ちをそのままぶつけちゃダメだと。


雄貴「だってあの時は2日ぐらい経ったら『ゴメン』って岩井くんが戻ってくると思ってたから。でも戻ってこなかった。あの時の衝撃たるや。〈こんなことあるんだ〉って」


今の話を聞いてどう?


岩井「逆に俺は雄貴から『かかってこいよ』って言われたのに、殴り返さないで出てったわけじゃないですか。で、ガリレオを辞めてからバンドを作ったり会社を作ったり、いろんな人と〈かかってこいよ〉みたいな関係を作ろうとしたけど、自分が心を開かないから上手くいかなくて。そういう人生が続いてるなって」


だから今、ここにいるんでしょ?


岩井「そう。だって雄貴は、ずっと心を開いてくれてるから」


雄貴「でもここ最近、眉間のシワが増えたんですよ、岩井くんの。今日も家に来た時のインターホンの映像を見たら、そういう顔になってて。だから悩んでるんだなって」


だそうですが?


岩井「……なんか今日の話、めちゃくちゃ自分の中でタイムリー過ぎるんだけど」


雄貴「俺はもっと知りたいんですよ、岩井くんが抱えてる孤独感を。俺が持ってるのとは違う、岩井くんの孤独感を解き明かしたい。そこに興味があるっていうか、面白いなって思ってる。本人は辛いかもしれないけど」


岩井「雄貴は今でも自分が孤独だなって思う時がある?」


雄貴「あるよ」


岩井「それはどうしてるの? 俺は解決方法がわからない」


雄貴「……例えば今こうやって樋口さんとお話をしてるけど、このあと『じゃあね』って家に帰るじゃん。すると、ガン落ちするの。〈さっきまであんなに話せてたのに〉みたいな。樋口さんは取材で来てるだけであって、明日になったらもう話せない。その事実に落ち込んじゃうし、すごい寂しくなっちゃう。で、その心を守るためにどうするかっていうと、〈樋口さんなんてたいしたことなかった〉っていう壁を作ることしかできない。つまり、寂しがり屋なんだよ」


岩井「雄貴は……うん、そうだよね」


雄貴「自分の場合、その寂しさを研究したり曲に書いたりしてきたの。だから岩井くんも孤独感をガリレオにドーン!ってぶつけてみたらどう?って」


それが解決策だと。


雄貴「わかんないけど。ただ、せっかく一緒に音楽やってるんだから、できることなら僕は岩井くんの孤独を解き明かしたいんですよ。ずっと今まで……自分の孤独感と向き合ってばっかりだったけど、ようやく誰かの孤独感を研究したり、解き明かすような人間になれるんじゃないかな……って思ってる」


ここまで言われてどう?


岩井「俺自身が自分の孤独感を解明できてないっていうか。自分でも知りたいけど……や、今日はちょっと寝れそうにないな(笑)」


雄貴「今話したこと、ずっと岩井くんに言いたかったことなんだよね」


言えてよかったね。


雄貴「3人で呑んだおかげ(笑)。でも、俺の孤独感と岩井くんの孤独感、どっちがオシャレかって言うと、たぶん岩井くんのほうがオシャレだと思う……」


岩井「オシャレ……?」


あの、いきなり話のレベルが下がったんだけど(笑)。


全員「あははははは!」


⚫︎


これ以降の3人の会話は文字に起こせないほどグダグダになりそうだったんで、レコーダーを止めてピッチャーで頼んだビールをたくさん呑んで、くだらない話をたくさんした。雄貴は思っていた以上にお喋りが大好きで、人と一緒にいることに過剰なまでに安心感を得る人だと思った。だからこそ、ひとりになった時の寂しさに耐えられないのだろう。けど、今の彼は誰かの孤独感に寄り添うことで、自分の寂しさを埋めることができると気づいている。だから岩井の孤独感を解き明かしたいと思っているのだろう。まったくもって羨ましい関係だな、とあの夜の2人を振り返ってみて思う。誰がなんと言おうと、自分の中でGalileo Galileiは友情で繋がってるバンドであると、改めて確信している。


文=樋口靖幸



NEW SINGLE「木漏れ日坂」
2026.06.24 RELEASE

1. 木漏れ日坂
2. 人は渡り鳥
3. 木漏れ日坂 -Instrumental-
4. 人は渡り鳥 -Instrumental-



タワーレコードで購入

Amazonで購入

HMVで購入


Galileo Galilei オフィシャルサイト

1 2 3
SHARE
RECOMMEND
RECOMMEND
CURRENT ISSUE

Galileo Galileiのスタジオを訪ねて。そして約束を果たした札幌の夜

#Galileo Galilei

【連載】言の葉クローバー/BIGMAMA柿沼広也が愛読している『BLUE GIANT』のセリフを紹介

#BIGMAMA , #言の葉クローバー
WEB ORIGINAL

People In The Boxによる〈無限会社の社員研修〉。奇妙なライヴ設定の裏に隠されたものとは

#People In The Box , #ライヴレポート

CLAN QUEENがステージで描く人間模様。そして反転するドラマが見せた3人のリアル

#CLAN QUEEN , #ライヴレポート

LUNA SEAが音楽と人7月号の表紙に登場。4人が語る現在の心境。真矢の過去記事も再録

#LUNA SEA
LOAD MORE

© 株式会社音楽と人

FOLLOW US
タグ一覧
ライヴレポート / WEBオリジナル / 最新号 / アーカイヴ / 編集部通信 / 怒髪天 / BUCK-TICK / 言の葉クローバー / 僕たちプロ野球大好きミュージシャンです! / DEZERT / 小室ぺいの自由研究 / a flood of circle / 音楽と人LIVE / NITRODAY / PHY / GRAPEVINE / 映画 / 9mm Parabellum Bullet / 中田裕二 / MUCC / 銀杏BOYZ / THE COLLECTORS / フジファブリック / Mrs. GREEN APPLE / go!go!vanillas / noodles / the pillows / SUPER BEAVER / 後輩ノススメ! / The Birthday / SixTONES / ヤバイTシャツ屋さん / THE YELLOW MONKEY / THE BACK HORN / BRAHMAN / ストレイテナー / ENDRECHERI / UNISON SQUARE GARDEN / lynch. / ポルノグラフィティ / KinKi Kids / 2019年プレイバック&MY BEST MUSIC / 山崎まさよし / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / 忘れらんねえよ / THE NOVEMBERS / Age Factory / aiko / The Songbardsの描写探訪 / People In The Box