■体験を終えて
この日の取材は2時間のうち1時間は説明、1時間は催眠術という構成。垂水先生の説明は日常の何気ない動作をたくさん例に出してくださったので、非常にわかりやすい! 催眠術の仕組みを理論的に把握できるもので、上野&松原も説明が終わった時点で「なんだかもう満足です……」と嬉しそうでした(笑)。
新たな発見の連続だった2時間を経て書き下ろしてもらった歌詞がこちら。
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【上野】
出口はいつもそばにある
この迷路を迷うかを決めるのは
目を閉じて向き合う僕自身で
優しさを怪しんで眩んだのは
まだ見ぬ世界を見るこの目だった
「催眠術は積極的に楽しむ心が大切であると感じ、何事も疑いのヴェールがかかった状態は良くないなぁと反省にたどり着いた模様です」
【松原】
長い1時間と
短い1時間
半分は夢の中にいたから
影ほども遠くない
昔からいる自分に会ってきた
「2時間の体験のうち、催眠術をかけてくれたのは後半の1時間。怖いものではないと説明してくれたので、割としっかり催眠術にかかりました…。〈無意識〉というものに触れ合った時間と、〈自分〉とは、という考え方をモチーフに書いてみました」
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上野も松原も体験前の歌詞は謎に包まれた催眠術への不安や興味が伝わってきましたが、最終的には〈自分自身〉と向き合い、また違った方向性で綴った様子。題材の本質をしっかりと理解することで湧き上がってくる言葉も変わるのだと実感しました。これからも2人の探訪は続きます。
【おまけ】
催眠術体験時の動画を公開!
【あおくま堂】
遊び感覚で催眠術を楽しめる一方で、催眠療法では〈ひきこもり〉や〈うつ〉といった症状の方たちの気持ちを感じることもできるそう。
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