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INTERVIEW
  • #THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
  • #アーカイヴ

【特集】THEE 30TH×音楽と人 | 『cult grass stars』INTERVIEW

text by 青木優
2025年11月1日


来年2月にデビューから30年を迎えるTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT。バンドの記憶を可能なかぎり永遠に残したいという思いのもと始動したプロジェクト〈THEE 30TH〉に呼応した『音楽と人』2025年11月号の表紙巻頭特集に続き、本サイトでもTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのこれまでの歩みを振り返ります! これまで彼らが発表したアルバムの記事、11月号に再録したものとは別内容のものを順次公開。まずは、ファーストアルバム『cult grass stars』時の、『音楽と人』初登場インタビューをお届けします。


(これは『音楽と人』1996年4月号に掲載された記事です)


もちろん音楽で世界を変えることなんてできない。汚れた世の中に向かって、今日も僕らは顔を洗って出かけていかなきゃいけない。このドン詰まりのくそったれな世界に向けて、どんな音を鳴らすのか? ミッシェル・ガン・エレファントは、そんな感慨をひさしぶりに抱かせてくれたバンドだ。装飾ゼロのギター・サウンドに乗るチバユウスケの言葉とヴォーカルは、そんな絶望と虚無からの“次の一手”に向けて、必死にのたうっている。はからずも今回の取材でも生意気とナイーヴ紙一重の、「てめえこの野郎」と思わせる発言が頻出してるが、だからこそリアルなんだと、僕は納得する事にした。



パブ・ロックやブリティッシュ・パンクの要素が強いバンドなんですけど、結成当初からこういう音楽性だったんですか。


「そうですね、もともとはパンク・バンドっていうか。それが(ドクター・)フィールドグッドだったりフーだったりスモール・フェイセズだったりキンクスだったり、だんだんそっちのほうがカッコいいと思いはじめちゃったんで」


はじめはパンクスだったと。


「パンクスっていうか、頭は金髪で……対バンはやっぱりゴリゴリのパンク・バンドのイヴェントとかに出てましたね。ダムド、アディクツ、ジャム、バズコックス、あのへんが好きで」


デビューが決まってからはロンドンでレコーディングしたり、こないだのライヴでもすごくたくさんの人が来たり、TVスポットでも曲がかかってるんですけど、そういう状況を迎えた心境は、どんなもんでしょう?


「……そうっすねえ…………いいんじゃないすかね? まあ、ちょっと……ちょっと期待しすぎなんじゃないのとは思いますけど」


周りがですか?


「なんか、あんまり期待ばっかりしてると最終的には疲れるし、がっかりするし。だからそれは、もうちょっと……いや、でも、ありがたいことですよ」


なるほどね。いや、こういう詞を書く人なら、今みたいな状況には、むしろ警戒心を強めるんじゃないかと思ったんですよ。


「うん……まあ、でも多少はやっぱりありますよ。なんかおかしいんじゃねえかなってのは……正直なこと言っちゃえば。というか、いいのかな、というね。レコード会社の人とか周りの人がすごい誉めてくれたりとか、いろんな雑誌とかがそういうのをやってくれたりするのが……ちょっと不安に思う時もありますけどね」


たとえば「キング」では延々と〈くさってるから〉という言葉が続いてたり、自分の周りの負の部分を見つめながら唄ってるような曲が多いですよね。


「そう、すかねえ?」


あまり意識したことは、ないんですか。


「うーん…………べつに、そうっすね、逆に意識したくないし。だから最近、こういうインタヴューしてもらう機会が多いんで、歌詞のことってのは言われるんですけど……なんか、ほっといてよって感じです(笑)」


はあ(笑)。


「〈キング〉なんか、作ってる時にすごく盛り上がってたんですけどね、俺」


追い詰められたりすると気合いが入る性格なんじゃないですか。


「ああ、逆境に強いという?(笑)。うーんそうかなぁ……でも毎日もうちょっと、なだらかに暮らしたいなとは思うんですけどね」


あまりながらかな日々ではないということですか。


「そうですか、最近は。つねにテンパってないといけないようなとこもあるし。すごい……考えなきゃいけないこととか」


(笑)……もしかして、今ちょっと疲れ気味ですか。


「いや、大丈夫ですよ」


いや、テンパってなきゃいけないというんで、ちょっと――。


「ああ、グチ?」


うん、グチっぽいかなと思ったんですけどね、僕は(笑)。


「あ、すいません(笑)。大丈夫です」


ちなみに落ち込むのはどういう時なんですか。


「それは、ありますよ。ちょっと暴言を吐いてしまったりとか」


暴言?


「うん。暴言っていうか……言わなくてもいいようなことをマイクを通して言ってしまったりとか」


ライヴで?


「いや、コンベンションで」


(笑)それで落ち込んだと?


「そうですね、そん時はちょっと酔っぱらってたんで。次の日、朝起きてから、もうすごい自己嫌悪に陥りましたね」


それは、さっき言ってた「自分たちはこれでいいのかな」というのも――。


「うん、そんなのもたぶん、あったと思うんですよ。ただ考えてみたらねえ、わざわざ遠くから来てる人とか呼んどいて(笑)何でそんなこと言わなきゃいけないんだろうと思ってね。もう次の日、2時に事務所って言われたんですけど……反省の意味を込めて12時に来ましたね(笑)」


(笑)反省してると。


「いや、なんか……もちろん反省はしてるんですけど……まあいいや、とも思ってます(笑)」


文=青木 優



1st ALBUM(LP)
『cult grass stars』
2025.03.01 RELEASE

・LP2枚組 180g重量盤
COJA-9528〜9 ¥6,050(税込)
https://lit.link/cultgrassstars

【SIDE A】
01.トカゲ
02.Strawberry garden
03.キング
04.世界の終わり (Primitive Version)
【SIDE B】
01.toy
02.ブラック・タンバリン
03.I was walkin' & sleepin'
【SIDE C】
01.アンクルサムへの手紙
02.Back to 57
03.Dallas fried chicken
【SIDE D】
01.スーサイド・モーニング
02.いじけるなベイベー
03.眠らなきゃ
04.remember Amsterdam

アナログ購入者特典 詳細:https://www.thee30th.com/news/159
アナログ購入者特典 応募フォーム:https://columbia.jp/thee30th/analogapply/

・リマスター及びハイレゾ配信
https://lnk.to/cultgrassstars

01.トカゲ
02.strawberry garden
03.キング
04.世界の終わり (Primitive version)
05.toy
06.ブラック・タンバリン
07.I was walkin' & sleepin'
08.Dalls fried chicken
09.アンクルサムへの手紙
10.スーサイド・モーニング
11.いじけるなベイベー
12.眠らなきゃ
13.remember Amsterdam


THEE 30TH 特設サイト

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