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INTERVIEW
  • #中田裕二
  • #忘れらんねえよ

中田裕二と忘れらんねえよ柴田による弾き語りライヴ開催直前。予測不能な一夜を楽しむ、両者の対談を公開

東京について唄ってますから。思い入れがすごくある(中田)俺はとにかく好きになった子をいろんな角度から見て唄うだけ(柴田)



もしかしてお互い音楽の好みは相容れない?


柴田「前に裕ちゃんが〈これ柴ちゃん好きかもプレイリスト〉を作ってくれて、『ありがとう』って中身見たら50曲ぐらい入ってて(笑)。全部聴いたけど4曲ぐらいしか刺さらなかった」


中田「音楽の趣味がオジサンなんで(笑)」


柴田「けどそれが裕ちゃんらしさだし、俺はそういうルーツ的な音楽がわかんなくて。ポリスはめっちゃいいなと思ったけどローリングストーンズはあんまりピンとこなかった。たぶん好みの違い。ていうか俺よりも裕ちゃんのほうがはるかにたくさん音楽聴いてると思う」


中田「いやいや、柴ちゃんは新しいカルチャーに対して非常に柔軟ですよ。僕はけっこう頑固。それこそ肥後もっこす」


柴田「確かに裕ちゃんは熊本だなって思いますね」


中田「自分でも思う。変わってるよね」


柴田「で、そういう自分が好きだと(笑)」


中田「好き(笑)。でも東京に住んでる熊本人と、熊本に住んでる熊本人ってちょっと違うんよね」


柴田「違う違う!」


中田「熊本のノリが合わなくて出てきたってパターンもあって。俺がそう。熊本は好きだけど、ノリがどこか違うというか」


で、仙台経由で東京に来たと。柴田は熊本に対してどういう思いがあるんですか?


柴田「どうだろう……ま、熊本も面白かったですよ。でも俺、場所はどこでもいいんですよ。土地柄とか風土とかってあんまり気にしない。けど、面白いことは明らかに東京のほうが多いから出てきたし、今もいる、みたいな」


地元が嫌だから出てきたとかじゃなくて?


柴田「全然。だってこっちに出てきたきっかけは、好きな子が東京の大学受けるのを追っかけてきたからだし」


中田「そうなんだ。柴ちゃんらしいね」


柴田「だから俺、ジジイになっても熊本には戻んないんじゃないかな」


中田「それはたぶん俺も。帰ったところで仕事がないし(笑)」


柴田「単純に動員が減るだけだから」


中田「俺たちに熊本でできることが特にない」


柴田「もし俺がWANIMAぐらい人気者だったらやっていけるけど(笑)」


〈肥後もっこす編〉ってタイトル、今から変えようかな(笑)。


柴田「〈地元を愛してる〉って胸を張って言える人って素晴らしいと思うけど、俺自身にその気持ちはあんまりなくて。熊本の人には思い入れあるけど、場所に対してはあんまりないの。ぶっちゃけ親が熊本から東北に引っ越したら、俺が帰る実家は東北になるだけで」


中田「俺は生まれ育った土地に帰ると、懐かしさを感じるけどね。あと切なさとか」


東京という場所への憧れは?


柴田「ない。チャンスとか面白そうな場所ならどこでもいいというか。だから俺、新宿とか苦手だし。人混みすごくて気持ち悪いじゃないですか。だから東京っていう街が好きなわけじゃないんだと思う」


そこは中田くんと真逆じゃないですかね。中田くんはむしろ街をテーマにした音楽というか。うちの連載もそうですけど。


中田「東京について唄ってますからね。やっぱり思い入れがすごくあるし、東京がめちゃくちゃ好き。でも渋谷とか六本木は嫌い。ヴィンテージとか江戸が好き。浅草もそうだけど、大都会の中心に現存してるヴィンテージっていうのがいい。僕にとって東京はカルチャーシティなんですよ」


柴田「街っていうカルチャーに興味があるってことだよね。俺は可愛い女の子がいればいいのよ(笑)」


中田「や、それは俺も柴ちゃんと同じ(笑)」


柴田「俺は好きになった女の子のことしか唄ってないから、どこでもいいんだな」


中田「唄うテーマが違うんでしょうね。俺の音楽の中にいる女性はメタファーというか。それをモチーフに東京を描いてる」


あとは群像だったり。


中田「そうそう。街っていう群像は女性を主体にすると書きやすいのかもしれない」


柴田「俺はとにかく好きになったその子だけをひたすらいろんな角度から見て唄うだけだから。見てるだけじゃ我慢できなくて、たまに舐めちゃったり(笑)」


中田「俺にはそんな表現できないから羨ましいですよ、逆に」


中田くんにも女性を舐めまわすような濃厚な表現はあると思いますけど。


中田「セクシーな感じ?」


柴田「そうそう。裕ちゃんだとセクシーになって、俺だとセクハラとか汚い感じになる(笑)」


だからお互いアウトプットした表現は違うんだけど、どちらも度数というか濃度が高いというか。


中田「とんこつラーメンで育ってますからね」


柴田「味が濃ゆいの好きだもん(笑)」


というわけでイベントも濃いめでコッテリしたものにしてもらいたいのですが。


中田「二人でセッションやります。もうすでに話してますから」


柴田「連絡とりあってます」


あと、こちらからのリクエストですが、中田くんには以前「音楽と人」社の社歌を作っていただいてるんで、それを唄ってほしいのと、忘れらんねえよにも社歌を作ってほしい。


柴田「全然作りますよ。しかもちゃんといい曲。手癖で作るような曲じゃなくて、ガチでリリースできるようなやつ」


中田「せっかく作るならね」


あの、恋愛の歌じゃなくて会社の歌ですから。社員が朝礼の時に直立不動で聴くイメージのものを。


柴田「そんな真面目な会社じゃないでしょ?(笑)。だから俺、〈音楽と人〉っていう言葉をテーマに書きたい。人がいて、音楽があると、こうなりますね、みたいな。なんとなくイメージ湧いてる」


中田「すごいね。さすが柴ちゃん」


柴田「〈ずっと願えば叶うっていう歌を聴いたから好きな子に告白したけどフラれた〉みたいな(笑)」


それ、会社のイメージ悪くなるからやめてくれる?(笑)。


二人「ははははははは!」


柴田「他に何やろうか?」


中田「浅草なんで浴衣でも着ますか?」


それはぜひ。中田裕二の浴衣姿は見たいですね。


中田「いっぱい持ってるから柴ちゃんのぶんも用意して。サイズが合うかどうかだけど」


あ、柴田の浴衣は大丈夫です(笑)。


柴田「俺はなんでもいいよ。セッションやって社歌やって、あとは……やっぱり打ち上げじゃない? イベント終わったあと〈俺らと呑めます〉っていうオマケはどうですか?」


中田「お客さんと一緒に打ち上がるんだ(笑)」


柴田「しかも浅草のホッピー通りでオフ会します!みたいな(笑)。これ、絶対行けるっしょ」


やってもいいけど、仕切りは二人にお任せしますんで。


柴田「ええ、うっそ!」


中田「俺たちだけじゃ仕切れない(笑)」


文=樋口靖幸
撮影=笹原清明_えるマネージメント


“音楽と人LIVE 2022  浅草クロッシング〜肥後もっこす編〜”

日程:2022年11月18日(金)
出演:中田裕二/柴田隆浩(忘れらんねえよ) 
会場:浅草花劇場 ACCESS
開場/開演:18:30/19:00
料金:前売:4,500円(指定席)ドリンク代別

チケット発売中

プレイガイド:チケットぴあ イープラス ローソンチケット
問い合わせ:SOGO TOKYO
03-3405-9999(月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00 ※日曜・祝日を除く)

※3歳以上チケット必要/営利目的の転売禁止
※新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドラインに基づき開催

【チケットご購入にあたり、こちらの注意事項を必ずご確認ください】

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