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INTERVIEW
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中田裕二と忘れらんねえよ柴田による弾き語りライヴ開催直前。予測不能な一夜を楽しむ、両者の対談を公開

text by 樋口靖幸

中田裕二と忘れらんねえよの柴田隆浩の二人を迎え、音楽と人が3年ぶりにイベントやります。場所は浅草、花やしきの近くの多目的ホールでの弾き語り企画です。連載でお馴染みでもあるこの二人は、同い歳の熊本出身。2年前にも対談やってそのデレっぷりを余すところなく誌面にしたけど(註:〈Archive/Interview〉柴田隆浩(忘れらんねえよ)×中田裕二/音楽と人2021年1月号)、あれからさらに親交は深まっているようで(胸ぐら掴んで口論しあう仲)。決して音楽的には交わることのない彼らに共通しているのは、その歌にコッテリねじ込まれた情念の塊のようなもの。モチーフやスタイルは異なれど、ひとつのステージでそれが合間見えた時、何かが起こるかもしれない……! というわけで11月18日の金曜日、浅草花やしきがプロデュースする花劇場にてお待ちしています。セッション、社歌、あと打ち上げ企画も……!? この日のために新曲も作るみたいなんでお楽しみに。

(これは『音楽と人』11月号に掲載された記事です)



撮影が終わって雷門近くのホテルに来ています。


中田「旅館みたいな部屋。風情があっていいですね」


柴田「それよりも乾杯〜!」


中田「暑かったね〜」


コンビニで買ったアサヒスーパードライを呑んでおります。


柴田「あ〜、幸せ」


中田「アサヒビールの本社の近くだからね、ここは」


柴田「だから鮮度が違う」


中田「神谷バー(浅草の老舗バー)で呑むスーパードライも美味しく感じるけど、別に本社でビール作ってるわけじゃないから(笑)」


柴田「気のせいか(笑)」


というわけでお二人に出ていただくイベントですが、そもそもこの仲良しカップルが誕生したのは、熊本の……。


中田「BLUE ENCOUNTの熊本復興支援の番組に出させてもらって、そこで『初めまして』みたいな(笑)」


柴田「出会って5秒で意気投合した日ですね(笑)」


そんなカップル成立したあとにウチで対談企画をやったことがきっかけで、連載ページを柴田に奪われるというハメに(笑)。


中田「柴ちゃんが奪ったんだ」


柴田「でも裕ちゃんのコラムみたいに俺を呑みに連れてったりしてくれないの」


最近の柴田は中田くんにもフラれっぱなしだと聞いてます。


柴田「もはや片思いに近いですよ、俺の」


中田「違う違う。いつも急過ぎるんだよ」


柴田「いっつも断られるから、俺もう嫌われてんだなって」


中田「どんなに好きでもね、あんな遅い時間に誘われたら無理ですよ、みたいな(笑)」


せっかく一緒に呑んでも覚えてないし(笑)。


柴田「そうそう(笑)。俺、覚えてないんだけど、前に裕ちゃんと呑んだ時に、最終的に土砂降りの雨の中で『やんのかこら!?』って胸倉を掴みあってたらしくて」


はははははは!


中田「あったね(笑)」


柴田「どんな流れでそうなるんだ?って(笑)」


で、そんな仲のお二人が出演するイベントを開催することになりまして。今日は会場のある浅草をブラブラしてもらいました。


柴田「裕ちゃんけっこう汗だくだったね」


中田「今日みたいな気候だと僕は汗が止まらないんですよ」


二人とも熊本出身ってことでイベントに〈肥後もっこす編〉とタイトルを付けたけど、実際どんな意味か知ってます?


柴田「頑固ってことでしょ? 熊本の県民性を指して言うやつ」


中田「〈肥後もっこす〉ってちょっと頑固な人に対して言う言葉かな。熊本の県民性というよりも、熊本の中でもちょっと変わってる人を『あの人は肥後もっこすだけん』みたいな感じの使い方」


〈肥後もっこす〉って言葉に馴染みはあるんですか?


中田「ありますあります」


柴田「みんな使いますよ。普通に言えば偏屈とか意固地とか」


中田「そこにパンク感が加わるかな。反抗、みたいな」


気になったんで調べてみたんですよ、ウィキペディアで。


柴田「ウィキペディアか(笑)」


そしたら「純粋で正義感が強く、一度決めたら梃子でも動かない頑固で妥協しない男性的な性質を指す」と。


柴田「そんなカッコいいもんじゃないでしょ」


あと、「自己顕示は強く議論好き」とあります。


柴田「自己顕示欲は強いね。だってファッションブランドのテストマーケティングって熊本でやるんですよ。自己顕示欲の強い人が多いから」


中田「議論好きっていうのは自分に当てはまるかも。けっこう語るし」


柴田「俺も理屈っぽい。いちいち納得しないと動かないし」


中田「そうそう。あと、そういう自分が好き(笑)」


「異なる意見には何があっても反論し、例え間違っていても自分の意見を主張する」とあって、これは柴田だなと(笑)。


柴田「いや、俺はわりと受け入れますよ」


そうかな?


中田「意外と素直に聞くんですよ、柴ちゃんって。僕が仏教の話をバーってしても『そっかあ』って受け入れてくれるし、音楽に関しても柴ちゃんは柔軟。いつも若手をしっかり褒めるし。むしろ俺のほうが頑固」


柴田「単純に若いバンド観ていいなって思うんだよね。Vaundyにも感動するし」

東京について唄ってますから。思い入れがすごくある(中田)俺はとにかく好きになった子をいろんな角度から見て唄うだけ(柴田)

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