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INTERVIEW
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オムニバス・アルバム『茨城大爆発』から見る、地方のバンド事情について

音楽から人が離れていくし、自分たちが好きな場所がなくなってしまう。ヒカリノハコというプロジェクトが始まって、背中を押してもらった感覚



今のコロナ禍における茨城の音楽シーンはどんな状況ですか?


はらち「最初、ライヴハウスでの感染が大きく取り上げられてましたけど、その先入観がなかなか変えられてない気がします」


鍵山「ライヴをやる機会がかなり限られてますね。バンドで活動することが、難しくなってきている気がするので、僕らなりに危機感は持っています」


大谷「自分より下の世代は、以前より元気がなくなってるんじゃないですかね。とにかくライヴが平常にできないうえに、安全なのに、ライヴハウスに行くのを躊躇する空気があるので。でもなにかやらないと、音楽から人が離れていくし、自分たちが好きな場所がなくなってしまう。みんなどこかでそういう気持ちを持っていたと思うんですよ。ヒカリノハコというこのプロジェクトが始まって、背中を押してもらった感覚ですね。これがきっかけで、同じ気持ちの人間とつながって、若いバンドも巻き込んだサーキットイベントを立ち上げたりして」


でもこういう動きが、水戸、茨城という地域で、ひとつになって生まれてくるのは、とても興味深いですね。それぞれの地域で、いろんな動きは起きているけど、こうやってまとまって動いているのは珍しい気がします。


大谷「結果を出して、道を作ってくれた先輩方が、水戸、茨城という地元のシーンを、いつもどこかで気にかけてくれてたからじゃないですかね。だって普通、会ったこともないバンドのやつを、仲間に入れて、一緒にやろうなんて思わないですよ。どんだけ懐が深いんだ、って(笑)」


鍵山「THE BACK HORNって、全国区のバンドですけど、なんか水戸を背負ってくれてる感覚があるんですよね。だから将司さんが旗を振ってくださってることがすごく大きいと思います。すごく安心感あるというか」


大谷「あと茨城は、水戸やつくばにライヴハウスはありますけど、決して多い環境ではないので、その狭い環境の中、バンド同士でもっと繋がっていったほうがいい、という考え方を示してくれたのは、稲葉さんだと思います。ライトハウスでライヴをやると、終わったあと、ほぼ強制的に(笑)打ち上げをやることになっているので。自然とみんなが繋がっていくんですよ」


はらち「稲葉さん、すごくおっかないですけどね(笑)。1回、打ち上げで乾杯したら、俺があくびしたんですよ。そしたら修登さんが稲葉さんに怒られてました。俺の直属の先輩なんで」


大谷「教育がなってない!って(笑)。でもやっぱりライトハウスや稲葉さんの存在は大きいと思います。僕の主観ですけど、ライトハウスって、このコロナ禍でどうやっていくべきか、他所以上に身を切って、真摯に受け止めていた気がするんですよ。7月まで完全に営業してなかったですし。稲葉さんも人間なので、キツいところはあったと思うんですけど。僕たちにはそういう弱いところを見せてこなかったんです。でも、これはもうヤバいって気持ちになったことがあったけど、その時、たまたま事務所にあった〈命の灯〉のCDを聴いて、やっぱり頑張ろうと思えた、って僕らにポツリと話してくれたことがあって。それを聞いて『じゃあ僕、3月にワンマン打ちます!』ってその場で決めたんですけど、稲葉さんの踏ん張りや気持ちが、茨城の音楽シーンを支えてると思います」


今回のオムニバス『茨城大爆発』には、茨城らしさ、がどこかにありますよね。


大谷「楽曲のコード感もそうですけど、若い子たちのギラギラしてる感じが面白いですね(笑)」


はらち「大勢集まってやってるんで、やっぱり目立ちたいじゃないですか。その中に埋もれたくないっていう気持ちでありつつも、曲は曲でちゃんとコンセプト固めました。でも思いは沸々と」


鍵山「僕もそうですね。このオムニバスに入るってことは、けっこういろんな人に聴かれるわけじゃないですか。書き下ろしてくださいって依頼が来て、そこから1週間くらいで最初の形はできたんですけど。本当にこれでいくのか、いっていいのか、すごく悩みました。もっと変なことして目立ったほうがいいんじゃないかとか(笑)。でも最後は、自分たちらしいものでいこう、って」


いろんな個性が揃ってると思います。最後に、皆さんにとってMUCCやCOCK ROACHやTHE BACK HORNが大先輩だったら、BRAHMANはどんな存在なんですか?


大谷「あれは神話ですね(笑)」


ははははは、神話!


大谷「会えたら一人前、みたいな(笑)」

山田将司 ✕ 遠藤仁平 ✕ ミヤ

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