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INTERVIEW
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Lucky Kilimanjaroインタビュー。新作で見せた葛藤の裏にある、譲れない思いとは

〈ほんとにこれでいいのか?〉みたいな違和感を大事にしたいんですよ。まったく悩まないのはつまらないと思ってしまうんです



でもいろんな経験をしていくと、自分ってこうだなとか、これでいいか、と妥協したり決めつけてしまうことがあって。


「ありますよね。でも今までこうだったから、今回も同じ文脈でやっていこうとか、そういう感覚になるのがすごくイヤで。例えば服もそうで、これを着ればカッコいいみたいなものってあるじゃないですか」


定番やトレンドのものだったり。


「そう。でもそういう〈これだったらモテる!〉みたいな服を選ぶのがイヤなんですよ。今まで着たことがなかったり、どう着たらいいかわからない服のほうが面白い。だから自分の中や、世の中の定番みたいなところをできるだけ避けるというか、ちょっと外していくっていう(笑)」


新しいものに挑戦するのってエネルギーがいるし、不安になったり悩むこともあると思うんです。そういうのを続けていくのって大変じゃないですか?


「僕は挑戦できる時にすればいいと思っているので、普通に定番のものを選ぼうというモードでもいいとは思っているんです。でもそれだとイヤだなってけっこうな頻度で思うのと、新しい何かをやってみた時に意外としっくりくることのほうが多くて。似合うかわからないけど〈これいいな〉って思うというか。例えば〈ズボンを派手なやつに変えよう。でもほんとにこれでいいのか? でもやっぱりいいかも〉みたいな、ちょっとした迷いだったりそういう違和感を大事にしたいんですよ。何かを選ぶ時にまったく悩まないのはつまらないと思ってしまうんですね。曲で言えば〈これは行けるぞ!〉とわりと早い段階でいいものが作れたとする。それでよし休憩しようと一旦ご飯を食べて、そのあとにもう一回聴き直してみると、なんか違うなと思うことが多くて。むしろ〈これで行けるのか?〉みたいな不安もないといいものができないんです」


それはどうしてだと思いますか?


「〈これ行ける!〉と思った時は、自分の今の価値観に収まりすぎてしまってるからじゃないかな。それこそ〈この服、似合うのかな?〉みたいな、自分の価値観にないものだったり、知らないものを選ぶ時の悩みや迷いがあることで、結果的にこういう組み合わせもありなんだとか、これはなしだみたいな、新しい気づきが自分の中に出てくるので」

(★)
(★)


つまり一度自分の中で悩んだり疑ってみる時間も必要というか。そうやって考えることによって頭の中が整理されて、今までと違った見方ができるようになるんでしょうね。


「そうです。それが楽しいんですよね。だから今作で自分の気持ちをそのまま書けたことで、〈これもありなんだ〉っていう新しい表現の選択肢ができましたし、何か他にもできる可能性は無限大なんじゃないか?とも思えたんです」


お話を聞いていると、熊木さんは、悩みや迷いすらも大事なものとして捉えて、そこから次へ向かうきっかけに繋げたいという気持ちが強いんだろうなって。


「そうですね。だから作品が完成した今は、もう次の山が見えているというか。越えた先にまた山があったみたいな感覚なんです(笑)。いろいろなことをやりきった、書ききった感もあるんですけど、自分の音楽を作る道はまだ完成していないんです」


だから「ON」で〈毎回次が人生のピーク/最後のつもりでクライミング/気づけば次の山が見えてくる〉であったり〈終われないこのLIFE/朧な今日を攻めよう〉とあるんでしょうし。


「そうですね。そうやって模索しながら生きていたいし、そういう人生がいちばん楽しいと思うんです。だからまだまだいろいろなことを試したり、挑戦していきたいと思います」


挑戦といえば、4月4日に初の日比谷野音でワンマンが開催されますね。


「野音に関しては、以前、イベントで一回ステージに立ったことがあって。その時の感覚としてはとてもいい場所だと思いましたし、温かい空気があるなと思ったんです。そういう環境はLucky Kilimanjaroの音楽に合うと思っていたので、そこでワンマンライヴを開催できるのは嬉しいですし、ものすごく楽しみです」


さらに5月からは全国ツアーも控えています。


「本当だったら去年行くはずだった場所にもやっとワンマンで行けるので、そのリベンジをできたらと思います。最近はライヴに行けなかった方も多いと思うので、あとで振り返った時に〈あのライヴはよかったね〉と思い出せるようないい思い出を作れるように、みなさんの記憶の中にある過去のLucky Kilimanjaroのライヴよりさらにアップデートさせたいな、と。そのためにも今、一生懸命準備しているので、野音とツアー、どちらも楽しみにしていただきたいです!」


文=青木里紗
写真=石阪大輔(★=Lucky Kilimanjaro Presents TOUR "2020 Dancers FINAL" 2020.12.11)


NEW ALBUM『DAILY BOP』
2021.03.31 RELEASE

01 Superfine Morning Routing
02 太陽
03 エモめの夏
04 アドベンチャー
05 ペペロンチーノ
06 雨が降るなら踊ればいいじゃない
07 ON
08 KIDS
09 夜とシンセサイザー
10 MOONLIGHT
11 おやすみね

Bounus Track ※CD ONLY
光はわたしのなか

HMVで購入

Amazonで購入

TOWER RECORDSで購入


〈Lucky Kilimanjaro presents. YAON DANCERS〉

2021年4月4日(日)日比谷野外大音楽堂
OPEN 17:00/START 18:00
【チケット】
全席指定 前売り:¥4,800
一般発売日:2月20日(土)

チケット購入に際しての注意事項はこちら
https://www.red-hot.ne.jp/play/detail.php?pid=py20796

【TOTAL INFORMATION】
VINTAGE ROCK std.
TEL:03-3770-6900(平日12:00-17:00)/ WEB http://www.vintage-rock.com/


〈LUCKY KILIMANJARO ONEMAN TOUR “DAILY BOP”〉

【日程・会場】
2021年5月29日(土)大阪:CLUB QUATTRO
OPEN 17:15 / START 18:00
問合せ:清水音泉 info@shimizuonsen.com

5月30日(日)名古屋:CLUB QUATTRO
OPEN 17:15 / START 18:00
問合せ:JAILHOUSE 052-936-6041

6月10日(木)広島:CLUB QUATTRO
OPEN 18:15 / START 19:00
問合せ:広島クラブクアトロ 082-542-2280

6月12日(土)福岡:BEAT STATION
OPEN 17:30 / START 18:00
問合せ:キョードー西日本 0570-09-2424

6月18日(金)札幌:cube garden
OPEN 18:30 / START 19:00
問合せ:WESS 011-614-9999

6月20日(日)仙台:JUNK BOX
OPEN 17:30 / START 18:00
問合せ:GIP 0570-01-9999

7月9日(金)東京:Zepp Haneda
OPEN 18:00 / START 19:00
問合せ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999


【チケット】
5,000円 ドリンク代別
全自由 / 全席指定(Zepp Haneda公演のみ)
一般発売日:4月24日(土)

※チケット販売日程:オフィシャルホームページ先行 3月3日0時~
※1申し込みあたり4枚まで
※電子チケットのみ
※未就学児入場不可、小学生以上チケット必要

【オフィシャルサイト先行予約(抽選) 】
ローチケ受付期間: 3/29(月)10:00 ~ 4/7(水)23:59
受付URL: https://l-tike.com/luckykilimanjaro/
枚数制限: お1人様1申し込みにつき4枚まで

※電子チケットのみの受付です。
※2枚以上ご購入の場合は、同行者の方へチケットを分配してからご来場ください。
※複数枚ご購入の場合、同行者登録(分配時)が必要となります。
※必ず注意事項に同意の上、お申込みください。
※未就学児入場不可、小学生以上チケット必要。
※チケット購入に際しての注意事項はこちら
http://www.vintage-rock.com/guidelines_lucky-kilimanjaro-pre3/

【TOTAL INFORMATION】
VINTAGE ROCK std.
TEL.03-3770-6900[平日12:00-17:00] / WEB http://www.vintage-rock.com/

Lucky Kilimanjaro オフィシャルサイト http://luckykilimanjaro.net/

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