NITRODAYのヴォーカル&ギター小室ぺいが、自身が気になったものを独自の視点で調査&分析し、文章に綴っていくWEB連載。第四回は、間もなく自主企画も開催されるということでこのテーマです。
#4「ライブ」
作曲は楽しい。世界で一番楽しい。でもちょっと前まではそうは言い切れなくて、自分を追い詰めすぎてて時々苦しかったりした。良いフレーズが中々浮かばないとか、こういうアレンジって使い古されてるなあとか、果たしてリヴァース(・クオモ)より良い曲は書けるのかとか、そんなことで頭がいっぱいになってた。だけどもう僕は気づいてしまったのだ。本当に何でもない時にアイデアはやってくるし、自分の曲は自分の曲でしかないし、作曲なんてただただ好きに音を並べて言葉を乗せるもの。あーほんとに最近楽しいよ。これは成長です。
そうやってできる曲たちだけどみんなに聴いてもらうにはふた通りの方法がある。ひとつは音源、もうひとつはライブ。僕らの場合、音源を作る時は基本的に歌以外のバンドで合わせて演奏するのを何回か繰り返して、一等良いテイクをベースに仕上げていく。つまり、やり直しがきくというわけだ。歌もそう、納得がいくまでは何度も録り直す。もう分かってると思うけどこのことがライブとは大きく違うわけだ。ライブは常に一発勝負。ミスったって巻き戻しはできない。僕ら正直、演奏のレベルはまだまだだ。だから少し前まではライブに苦手意識だってあった。だけど僕は再び気づいてしまったのだ。いつからかミスなんか気にせずにとにかく演奏に熱中しようというテーマをもってライブに臨んでいたら、気のせいかお客さんも盛り上がってくれるようになったみたいで、神経質だった頃は怖くていやだった視線が、今ではビンビンなペースメイカーです。これも成長です。やったー!
そんな風で最近のライブは気合が入ってます。7月は特に盛りだくさんです。だいじな自主企画だってやります。色んな人に来て欲しいけど、特におれ達と同い年ぐらいの人たち、ヤングにはより届けたいな。はじめは無意識でビビっときて決めたこのタイトルだけど、今思えばやっぱりヤングなんだよ。あいつもきみもヤングマシンなんだ。もちろんおれも。それを分かち合えると僕は信じてるよ。
Information
7月19日(金)渋谷WWWにて自主企画「ヤングマシン3号」開催決定!
詳細はHPをチェック!