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INTERVIEW
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  • #アーカイヴ

【特集】THEE 30TH×音楽と人 | 『カサノバ・スネイク』INTERVIEW

ここと違う場所に立ってる自分っていうのが信じられないというか……考えたくない(笑)



4人でやることに、すごく……そういう場所に憧れてるような感じはしますね。


「うん。そうかもしんない。なんか……こう〈俺〉って言い方で話をすすめるのはなんかヤだね。1人でやったわけじゃないっていうか。〈俺たち〉とか〈4人〉ってくくったほうがしっくりくる。で、ここと違う場所に立ってる自分が信じられないっていうか……考えたくない(笑)」


バンドは自分を奮いたたせてくれるもの?


「どーかね? ファンだかんね。アメリカ行ってライヴとか、こんなスゲえアルバムとか、そんなんここ居なかったら観れなかった(風景な)わけよ。そういう実感をしてるから……だから続いてほしいっていうか、こういうのをもっと観てみたいなとは思う。で、そういうとこは、ここしかないと思うのね、俺は。そんな気がする……『カサノバ・スネイク』いいよ」


わかってるよ。じゃあ『ギヤ・ブルーズ』とは、どういうとこが変わってきてると思います?


「うーん……やっぱ『ギヤ・ブルーズ』はドブドブだったからね」


うん。ドブドブね。ぬかるみの中に足をとられて。


「そうそうそうそう。で、ツアーやって、イギリスもアメリカも行って、もうちょっと乾いてんじゃないか。そんな感じ」


そういや一昨日ジョー・ストラマー観たんだけど……。


「俺昨日行った。燃えたねぇ。あれは観とくべきでしょ」


ああいう歳のとり方したいと思います?


「ああ、やっぱカッコいいんじゃないのかなぁ」


や、ウエノくんはどういうふうに歳を取っていきたいのかなぁと思って。そういう昔の憧れとかいるわけじゃない。「WHITE RIOT」聴けたらワクワクするじゃない?


「するねぇ」


例えば自分がああいうふうに50近くになって……。


「50近くになって〈スモーキン・ビリー〉やる俺たち……それはどうなんかな(笑)。まぁでも50になったら50になった時の音出してればいいんじゃないの……みんなツルッツルだったりしてね」


うはははは。


「でもチバだけハゲそうにねぇしなぁ……キュウとか50になってもチョロチョロチョロチョロしてたら笑うよね」


なんか変わってない気がするよね。でもそういうふうに、歳を取ることっていうか、これから2年、3年、10年過ぎてく中でも、このバンドをやってきたいなと思います?


「それは思うよ。やってんじゃないのかなぁ……先のことはわかんないよ。ハゲるかどうかもわかんないし(笑)」


なんか普段会ってる雰囲気とかね、ライヴの日程がないと不安だっていうところとかもさ、やっぱりバンドに対して人温かさというか、人恋しさというか、それを求めているのではないのかなぁと思うんだよね。


「うーん、ま、他になんにもしてないからねぇ、バンド以外(笑)。たまにプロレス観に行くぐらいだからさ」


(笑)そういう意味ではバンドという場所がとっても幸せそうだなと思えるわけですよ。


「うん。そうだね。自然ちゃ自然だよね、やっぱり。まぁ一番長いこといるからね、メンバーと能やんは。キュウに至っては大学もバイト先も一緒だったからねぇ」


そういうふうに一緒にいること、仲間意識っていう言い方はちょっと良くないけど……。


「うん。そういうんでもないな」


でも、いい音を出すからやってる、っていうだけの関係でもないような気がするんだけど。


「うん。もちろん影響も受けるしね。うん……うん……でかいね、やっぱメンバーは」


もう30過ぎてますけど、青春みたいなもんすかね(笑)。


「うははは! 32の青春かい(笑)。遅咲きだなあ。まぁいいんじゃない。こういう32がいても」


(笑)ウエノコウジが32歳の今だから作れる『カサノバ・スネイク』だしね。


「うん、そういう感じなんじゃないの」


最初に、生きてる様がバキッと立ってるアルバムだって言ってましたけど、生きてることの積み重ねだと思いますか? それともその瞬間だと思いますか?


「うーん、どっちともかな……うん。どっちも大事」


じゃあバンドに求めてることは、続いていってくれるといいなって思いですか?


「そうだね。うん」


この4人で、この状態で。


「うん。まぁ、また……ツアーとかやっていってるとまた、自然に変わっていくんだろうし。また次のレコード作る時まで……待ってるんじゃないのかな。4人がそっちの方向を向いて、ガッと次のレコードに向かってくの。レコードとライヴがあって、他は……もうどうでもいいか」


恋も女も捨ててもいいと。


「うーん、それはやっぱ……欲しいだろ(笑)」


ふはは。でもそれぐらいのめり込める、生きる上での何かになってくのは、すごいいいことだよね。


「うん。いいことだと思うよ。すごい、いいんじゃないの」


自分がこれぐらいミッシェルっていうバンドに、ガツンとのめり込めるものになると思ってました?


「うーん……まぁ8年、9年ぐらいやってるから、最初の頃のことはもう忘れたね(笑)」


なんか確信っていうか、これは続くだろうっていう感じに変わった瞬間とかはないの?


「やっぱアベくんが入った頃かな。これなんだ!っつー感じ。それはもうみんなそう思ってるだろうし……まぁあれからだからね、全部。ミッシェルが始まったのは。まぁ続いてくんじゃないの……わかんねぇけど」


わかんねぇけどって言うのやめろよ(笑)。


「わかんねぇもん、だって。明日何してるのか、明日もたぶん取材なんだろうけど、明日のことも考えてないから。なんべんも言うけど、他のことなんもやってないから。知ってるじゃん。あとはどれだけ呑兵衛で」


(笑)でもだから音楽に譲れないとこもあるんだろうし。


「う~ん。まぁ……みんな納得するものをね、その場その場でできてるから」


4人が納得するのが法律?


「うん。全部そう……でもバンドはやっぱそうでなきゃいけないと思うし。そういうもんだと思ってる」


これ違うんじゃない、って思えたらだめだよね、たぶん。


「うん、だめだね。なんにしろ全部一回やってみて、曲作りにしてもレコーディングにしても。これはだめ、これはいいっつーのは、やっぱ4つの意見がひとつにまとまるもんだし。感覚的なものでしかないけど」


肌触りみたいな?


「そうそうそう。……まぁそれができるからバンド組んでんだろうけどね……もういいだろ、カッコ良く書いといてよ。〈編集長絶賛!!〉〈今世紀最後に舞い下りた何とか〉って」


だせぇな、それも(笑)。カッコいいって言葉以上の何かってないと思うよ。


「そう思ってくれるんだったら十分だって」


自分の人生の中で大きい位置を占めるもの……つーか人生ですね、ここまでくると。


「ねぇ。人生……うーん、人生なのかな。ま、でかいわね」


40になっても4人で「ウエスト・キャバレー・ドライブ」やってたい?


「ああ。同じタイミングでジャンプしててえな(笑)」


文=金光裕史
写真=小木曾威夫



5th ALBUM(LP)
『CASANOVA SNAKE』
2025.08.01 RELEASE

・LP2枚組 180g重量盤
COJA-9535~6 ¥6,050(税込)
https://lit.link/casanovasnake

【SIDE A】
01.デッド・スター・エンド
02.コブラ
03.ヤング・ジャガー
04.プラズマ・ダイブ
【SIDE B】
01.リボルバー・ジャンキーズ
02.ダスト・バニー・ライド・オン
03.裸の太陽
04.ラプソディー
【SIDE C】
01.夜明けのボギー
02.シルク
03.ピンヘッド・クランベリー・ダンス
04.アンジー・モーテル
【SIDE D】
01.GT400
02.ピストル・ディスコ
03.ドロップ

アナログ購入者特典 詳細:https://www.thee30th.com/news/159
アナログ購入者特典 応募フォーム:https://columbia.jp/thee30th/analogapply/

・リマスター及びハイレゾ配信
https://lnk.to/casanovasnake

01.デッド・スター・エンド
02.コブラ
03.ヤング・ジャガー
04.プラズマ・ダイブ
05.リボルバー・ジャンキーズ
06.ダスト・バニー・ライド・オン
07.裸の太陽
08.ラプソディー
09.夜明けのボギー
10.シルク
11.ピンヘッド・クランベリー・ダンス
12.アンジー・モーテル
13.GT400
14.ピストル・ディスコ
15.ドロップ


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