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INTERVIEW
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【年末SP!】SHE’S井上竜馬/2019年プレイバック&MY BEST MUSIC

text by 樋口靖幸

〈2019年プレイバック&MY BEST MUSIC〉と題したこの企画では、音楽と人にゆかりのあるミュージシャンの方々に登場いただき、今年1年間を振り返るインタビューをお届け。さらには2019年、心に響いた作品、または楽曲をセレクトしてもらい大公開していきます! 今日は、SHE'Sのフロントマン井上竜馬が登場! 誌面ではフロントマンとしての人間力を鍛えるための「竜馬がゆく」という連載コラムを行っている井上の2019年は?


〜井上竜馬(SHE'S)の2019年〜


今年一番印象に残ってる出来事は、大阪城音楽堂でやってる〈KANSAI LOVERS 2019〉でトリを務めたこと。自分がお客さんの時から観に行ってたイベントやったから、そこでトリをやらせてもらったのはやっぱり誇らしかったですね。トリやからがっつり夜が更けてからライヴが始まるじゃないですか。それがすごく新鮮というか。フェスとか出させてもらっても夜の時間帯ってあんまりないんで、すごく気持ち良かったです。

あと今年は東京で初めてサマソニに行きました。6年前ぐらいに大阪のサマソニで初めて行ったきりで、今回が2回目。ふだん外国のアーティストってワンマンでしか観ないぶん、いっぺんにたくさんのアーティストを観られるのが面白かったのと、あとワンマンと違って短い持ち時間でどういうライヴをやるのかが気になってたんですけど、意外とみんな骨太というかマッチョというか、なんも喋らんとガンガンやって沸かせて帰っていくんやと思って。一番良かったのは、The 1975。あと同じレーベルのPale WavesっていうUKのバンドも良かったですね。それとFALL OUT BOYもWeezerも観ました。あと洋楽じゃないけどYUKIが観れたのも嬉しかった(笑)。

それと2019年のSHE’Sを振り返ると……原点に返って曲作りをしてた1年やったなと思います。『Now & Then』をリリースしたあと、次のリリース予定とか何も決まってないけど、とにかくSHE’Sチーム全員が〈めっちゃいいやん〉って思える曲ができるまで曲作ろうぜ、みたいな話になって。それでとにかく曲作りを始めたんですけど、メジャーに来てからずっと期限とか目標に向かって曲を書いてきたところから、特に締め切りも期限もない状態で久しぶりに曲を書いたのが新鮮だったというか。余計なことを考えなくていいし、とにかく音楽と真摯に向き合うことができた1年やったなって思ってます。

2020年の抱負は……細マッチョになること(笑)。「細い」ってめっちゃ言われるんですよ。脱いでも肋と骨が見えるぐらい細くて、筋肉がないんですよ。だから少し筋肉をつけたいですね。あとは……人間力?(笑)。


〜MY BEST MUSIC〜

Samm Henshaw「Only One to Blame」

ロンドン出身の若手シンガーソングライターです。彼のことを知ったのは最近なんですけど、日本でも「Church」っていう曲が車のCMに使われて話題になったんで知ってる人は多いと思います。「ミッドナイトワゴン」っていう曲がSHE’Sにあるんですけど、あの曲を作るうえでソウルとかR&Bみたいに音数が少なくてゴスペルっぽい歌の曲にハマってた時期があって。その時サブスクで出会ったのがこの曲。今年出会った中ではトップクラスで好きなアーティストですね。僕もこういうレイドバックした曲をやってみたい。



Billie Eilish『WHEN WE FALL ASLEEP,WHERE DO WE GO?』

今年の頭ぐらいに初めて聴いて、まず声の使い方にインパクトを受けました。だってサビなのに声張ってなくて、それでもすごくキャッチーに聴こえる。つまり彼女の作るメロディは音が低いところでもキレイだっていうことと、声を張らなくてもメロディさえキレイだったらちゃんと耳に残る。そのことを思い知らされました。あと声を左右に振ってみたり独特な重ね方をしてみたり、すごく勉強になります。イヤホンで聴くのがオススメですね。



Clean Bandit『What is Love?』

このアルバムの1曲目の「Symphony(feat.Zara Larsson)」が、今年一番いいと思ったぐらい好きな曲です。今年7月の来日公演も観に行きました。でもアルバム全体はもっとラテン調の曲が多くてだいぶこの曲と印象が違うんですけど、そのおかげでラテンの音楽も好きになったっていう。最近のトレンドなのか、僕の好きなアーティスト――Shawn MendesとCamila Cabelloの新曲もラテン調やったんで、ラテンっぽいのも聴くようになったきっかけの一枚です。あ、ちなみにこれもロンドン出身の3人組のユニットで、基本どの曲もヴォーカルはフィーチャリングですね。



Jamie Lawson『The Years In Between』

この人もUKのシンガーソングライターです。Ed Sheeranを好きになったタイミングで、サブスクの「あなたにオススメ」っていうプレイリストの中にこの名前が挙がってきたんです。で、聴いていいなって思ったら、最新作はEd Sheeranのレーベルからリリースされてるっていう(笑)。これより前の作品はもっとオーガニックというかアコースティックギターが主体だったんですけど、この作品は1曲目めっちゃバンドサウンドで、歌もすごく骨太で。いろんな表情を一気に出してきたアルバムやなって思います。彼の声とか唄い方がすごく好き。ヴォーカリストとしてすごく惹かれます。



Lauv「I'm so tired...」

アメリカのシンガーソングライターです。この人もEd Sheeranのアジアツアーのサポートアクトとして帯同したことがある人で、とにかく彼の声が大好きなんです。SHE’Sの新曲「Letter」がまさにそうなんですけど、この人のファルセットにすごく影響を受けてます。今作ってる新しい曲にも、ファルセットが主体になってる曲があります。それぐらいLauvの歌には影響を受けてますね。



こうやって並べてみたら……どれもバンドじゃないしロックでもない(笑)。でもほんまここ1、2年はこういう感じというか、世界中のいろんな音楽を聴いてみたいっていう欲求が強いですね。それはやっぱり曲作りが好きっていうのが自分の根底にあって、いろんな刺激をもらいたいというか。だからここに挙げた作品は、どれもソングライターとしての自分に刺激を与えたものばかりですね。


Information

シングル「Tricolor EP」が発売中。2020年3月からは、東名阪Zepp公演を含む全10ヵ所を廻るワンマンツアー〈SHE’S Tour 2020〉が開催されます。

SHE'S オフィシャルHP http://she-s.info/

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