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INTERVIEW
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minus(-)活動終了。その真意を、藤井麻輝が語る

text by 大前多恵

藤井麻輝へのインタビュー依頼を受け、延期されていたアルバムがいよいよリリースかと思いきや、内容を知って絶句。minus(-)を停止するという。振替公演〈minus(-) Penetrate tour2020 spring〉は完走したが、4月30日に加え、9月に開催を予定しているEX THEATER ROPPONGI公演がラストとなる。決断の経緯、今後について尋ねた。



今回、残念なお話ということで……。


「突然で申し訳ありません。ただ僕的には、やっと言える(笑)」


寂しい、というのが正直な気持ちです。いつ頃から決められていたんですか?


「minus(-)ってそもそも『O』(2016年/1stフルアルバム)で制作関係は一旦終わりにするつもりでいたんです。その後は、ライヴを年に1、2回ずつやっていくぐらいのスタンスになる予定だったんですが、お犬様(森岡賢)の〝脱退″により、夏に出すはずの『O』が年末に延期、その後予定していた睡蓮のベスト盤プラス新曲とか、僕のソロとかシャンソンバンドとか、諸々の計画が瓦解してしまい」


あの時はそれどころではなかったですよね。


「まぁ、飛ばさずに出すこともできたんでしょうけど、世間的にも……ねぇ? minus(-)を続ける決断をしただけでブーイングする人はいたし。とりあえずやれる限りやっていこうと。でも一昨年〈Vermillion〉(新宿ReNYで毎年末開催しているシリーズ)の2日目、森岡のEDMっぽい曲を唄っている時に突然〈あ、もうダメだ。無理〉と」


〈ダメ〉というのは、フィットしないというニュアンスですか?


「すごく説明がむずかしいですね。もちろんフィットはしてないからどんどん減らしていたんですけど。その中で『これなら、まぁ』という曲だけをやっていたはずなのに、それすらたえられなくなってしまって。自分を騙している自分を俯瞰でしてしまったというか」


それで〈minus(-)を終わらせよう〉と心が決まった、と。


「はい。ただその時点で(2020年の)2月の一本とアルバムの発売、6月のツアー、意味合いは違うけど9月のEX THEATER公演の情報が公開されていたので〈それを完遂して〉のはずが、こんなご時世になってしまい中断や延期に。逆に1年延命できてライヴが2本増える形になったんですけど(笑)。でも、なかなか終わりにするよって発表のタイミングが難しくて。観ることのできるライヴが残り何本しかないとなったら、移動を煽ってしまう結果に繋がりかねないし……とはいえ長期間放置もできない……で、悩んだ結果まずは小規模にでも発表しようと。それがこれです」


経緯はよくわかりました。森岡さんのことがあっても存続してこられたわけですし、辞めるとは言わず活動休止、という選択肢はなかったですか?


「minus(-)って現在では実質僕のソロなので、音楽的な事だけにフォーカスすればあえて解体する必要はまったくないし、最近のライヴでも幸せにやれているんですが、その屋号に付随するいろいろな事象を一旦クリアにするための方法がこれしか思いつかなかった。ほんと説明が難しいんですけど」


では、minus(-)名義のアルバムはもう出されないのですか?


「当時中断したままで放置してます。それ以降手をつけていません」


ご自身の制作意欲は健在なわけですよね? 藤井さんの編む新しい音楽の世界にこれからも出会っていきたいです。


「ありがたいです。僕の意欲に変化はない。ただ〈脱退〉問題直後に予定されていたものが全部白紙になったんで……どうしましょうかね」


それをスライドしてきて今から形にするのは難しいんですか?


「シャンソンバンドに関しては、かなり強力なメンバーを集めるところまではできていて、ヴォーカルをどうしよう?って時点でストップ。睡蓮のベストにしても、完全にタイミングを逸してしまったので。ソロはミックス直前くらいまで進んでいたんですが、日数が経過しすぎちゃって今やりたい音がその感じじゃないっていう」


誰かと一緒にやってみたい、というプランはないですか?


「ご一緒したい人ももちろんいます。でも、いつやるか?ですし、あまり時間がない気がしてるんですよね」


すぐにお願いしたいです。 


「そもそも今、ほとんど外を出歩かないので」


このご時世ですもんね。ご体調はいかがなんでしょうか?


「絶好調です(笑)」


どうかくれぐれもお大事になさってください。


「ありがとうございます。2月のツアーと4月、9月のEX THEATERで、minus(-)は停止、もしくは解体、終了? 含みを持たせたくないので言い回しに悩んでますけど、背伸びしない範囲でいいモノをつくるつもりです。minus(-)名義以外の活動は、もう少しやりたい、やってみたい事があるんで……そんな状況ですね、はい」


文=大前多恵


Information

〈Null /nʊl  -minus(-) the last act-〉
日程 4月30日(金)
会場 EX THEATER ROPPONGI
開場 17:30 開演 18:30
料金 全席指定 12,000円(ドリンク代別)
発売 3月27日(土)10:00 イープラス、ぴあ、ローソンチケット

オフィシャル先行予約
https://w.pia.jp/s/null-minus21of/
受付期間:3月2日(火)12:00 〜3月14日(日)23:59
枚数制限:お一人様2枚まで
引取方法:電子チケット(Quick Ticket)


minus(-) オフィシャルサイト https://minus.city/

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