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【連載コラム】The Songbardsの描写探訪/最終回「メイドカフェ」

text by 宇佐美裕世


The Songbardsの〈作詞力を向上させたい!〉という熱意に触発されてスタートしたこの連載ですが、今回で最終回となります。毎回異なるお題に沿って作詞に挑戦してもらってきましたが、最後のテーマは〈メイドカフェ〉!


ソングバーズとメイドカフェ。もはや対極にある気もしますが、邂逅したらどうなるのか? というか、3人はどんなふうにメイドさんと対峙するのか? そんな疑問が頭の中を駆け巡り、最終的には〈メイドさんの前で狼狽える3人が見たい〉という理由でこのテーマに決めました。そして迎えた取材当日――。



今日は秋葉原にある「あっとほぉーむカフェ AKIBAカルチャーズ ZONE店」にお邪魔しています。皆さん、もちろんメイドカフェは初めてですよね?


3人「はい」

お店の外はメイドさんの写真がずらり


今回も皆さんには事前に歌詞を書いてきてもらいました。どれも興味深かったんですが、特に上野さんのものが気になりまして……。


上野「え、僕ですか?」


はい。まずは読者の皆さんにも見ていただきましょう。


★


【上野】


交わることはない
運命がぶつかった
避けていたはずなのに
君の作り話の中で
僕の人生は走りつづける
嘘みたいなこの世界は
振り返った日に現実になる


「僕は昔から所謂ぶりっ子という類の仕草が実は苦手で、それゆえ食わず嫌いのようにメイドさんという方々が実際どんなことをされているのか知らぬまま、勝手に遠ざけていたところがありました。長年勝手に遠ざけていた意識があるので、人生の中でなかなか貴重な体験になるであろうと想像して書きました」


【松原】


待っていておくれ
どこにある
どこにいる
今は時代のどのあたり
自分は誰で
何を持ってる
一言で
魅せてほしい
わからせてほしい


「今回は詩を考えるのがより難しかったです……。メイドカフェは、経験せずに過ぎていってしまった興味のひとつなので非常に楽しみではあります。ですが今回は、人と面と向かって対峙する系なので独特の恐怖もあるなと思い、メイドカフェに行くにしてはちょっとオーバーな気持ち悪い感じの詩になってしまったかもしれません。体験後シンプルな詩が生まれることに期待したいです」


【岩田】


ざわめきは何処かへ消えて
理屈以外がこの世のすべて
タマネギみたいな心も
あなたのひょんな言葉で
あっけなく萌える


「〈萌える〉のワードを入れたくてそこから着想し、何層も壁がある心を〈タマネギ〉で喩えてみました。僕も然り、ソングバーズのメンバーはメタ認知の層が厚いタイプだと思うので、今回の体験はどう転ぶのか……期待と不安が入り混じっています」



★


上野さんの「ぶりっ子という類の仕草が実は苦手」というどストレートな表現に、今日はどうなっちゃうんだろうって思いました。


全員「ははははは」


松原「皓平、怖いなあ(笑)」


〈遠ざけていた〉からこそ、どんな化学反応が起きるのか楽しみではありますが。


岩田「どうしよう。ブチギレたら(笑)」


上野「ないない(笑)」


今日はあっとほぉーむカフェ広報の小栗さんの解説のもと、体験できたらと思います。


小栗「よろしくお願いします」


全員「よろしくお願いします!」


小栗「まずは基本的なことからお伝えしていこうと思うんですが、実はメイドには階級がありまして。店内にいるメイドの制服を見ていただくと微妙に違うんですけど、階級が上になるほど装飾が増えていくんですよ」


本当だ。あまり装飾がないシンプルな方は新人さんということですか?


小栗「彼女たちは見習いメイドですね。働いて1年ほど経つと、一人前の正メイドになって、ようやく最上位のメイド服を着られるようになるんです。この制服が着たくて働き始める人も多いんですけど、そこにたどり着くにはなかなか大変で」


岩田「絶対に1年かかるんですか? 飛び級なしで(笑)」


小栗「ないですね(笑)。必ず1年はかかります」


苦労の末、あのポジションに立てると。


小栗「そうなんです。設定としては、このお店が皆さんのご自宅です。なので、お店に入ってこられた方には『お帰りなさいませ』、お店を出られる方には『いってらっしゃいませ』とお声がけしています」


上野「あ、そういうことなんや」


では早速お店に入ってみましょう!

いざ、入店!

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