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山崎まさよし×TOSHI-LOWによるアコースティックイベントに先駆け、両者の対談を特別公開!

text by 樋口靖幸

来たる4月5日、渋谷のduo MUSIC EXCHANGEにて弊誌主催によるアコースティックイベント〈東京アコースティック風景 Vol.4〉を開催します。今回は本イベントでレギュラー出演の山崎まさよしと、BRAHMAN、OAU、the LOW-ATUSとして活動するTOSHI-LOWとの2マン。かたや25年以上シンガーソングライターとして第一線で活躍する山崎と、生粋のバンドマンとしてハードコアの世界だけでなく幅広い活動で知られるTOSHI-LOWが、とあるきっかけで知り合ったのが4年前。ジャンルもフィールドも違う二人がなぜ意気投合したのか。イベントの開催を迎えるにあたって、出会った経緯やお互いの共通点を探るべく対談を実施したところ(もちろん呑みながら)、トークは完全制御不能、二人の記憶にもないであろう酔いどれトークが炸裂(笑)。とはいえこのイベントのために二人がスペシャルなコラボレーションをしてくれることを明言してくれましたので(本当に実現するのか……!?)、詳細はこちらでご確認ください。



(これは『音楽と人』2023年3月号に掲載された記事です)



まずはこのツーショットに驚く人がいると思うので、お二人の馴れ初めからお願いします。


山崎「初めて会った時から、TOSHI-LOWくんとはすごいウマが合う気がしたんだよ」


TOSHI-LOW「初めて会ったのっていつだっけ? 覚えてる?」


山崎「日比谷野音じゃない?」


TOSHI-LOW「清志郎のやつ?」


イベントですね。〈忌野清志郎 ロックン・ロール・ショウ 日比谷野外大音楽堂〜Love&Peace〜 2019年5月4日 〜FINAL〜〉に出演されてます。


山崎「その時の俺、出番が終わってから裏でずっとお酒呑んでたんだけど、誰もお酒なんて呑んでないの。で、その中で俺と一緒に呑んでくれたのが、金子マリさんとTOSHI-LOWくんで」


TOSHI-LOW「酒あるなら呑みたいじゃん」


山崎「あと、三宅伸治さん(ギタリスト。ザ・タイマーズや清志郎バンドに参加)って無茶ぶりしてくる人で(笑)。その時も『ザ・タイマーズの〈あこがれの北朝鮮〉は誰が唄うんだ?』って言い出して。そしたらTOSHI-LOWくんが『じゃあ俺が唄う』と(笑)」


TOSHI-LOW「ああいうポリティカルな歌はいつも俺が唄うことになるんだよ。あとでネットで叩かれても、TOSHI-LOWだったらまぁ大丈夫じゃね?みたいな(笑)」


山崎「うわ、気の毒にって思った。でも、俺もあの曲、三宅さんのイベントで唄わされたことがある」


TOSHI-LOW「ひでえな(笑)」


初対面の思い出がお酒と「あこがれの北朝鮮」だったんですね(笑)。


TOSHI-LOW「俺はさ、山崎まさよしってテレビに出てる人だし、現場で見てもギター上手いし、俺なんて全然敵う相手じゃねえなと思ったんだけど、野音で話しかけた時にいきなりクッて視線を外したの、この人。しかも子犬みたいな顔で」


めちゃめちゃ人見知りですから(笑)。


TOSHI-LOW「で、〈あ、コミュニケーション能力だけは勝てるな〉と思って(笑)」


山崎「あははははは!」


TOSHI-LOW「奥田民生のコミュニケーション能力もひどかったけど」


山崎「あの人は人見知りの極致ですよ」


TOSHI-LOW「や、あんた2番目よ(笑)。タイトル争ってるよ?」


山崎「やかましい(笑)」


TOSHI-LOW「今でも覚えてる。パッて話しかけた瞬間のあの仕草が意外でさ。今までどうやって生きてきたの?みたいな。近所づきあいとか大丈夫?って思っちゃう。『こんにちは』って挨拶されてちゃんと返してる?みたいな。それがすごい印象的で」


そもそもTOSHI-LOWさんはなんで山さんに話しかけたんでしょうか。


TOSHI-LOW「その野音のイベントって、裏で酒とか呑んじゃいけない雰囲気だったの。用意もされてないし、誰も呑んでなくて。でも、この人だけは呑んでたの。〈自分はやることやったんだからいいじゃん〉みたいな感じで。それで俺、この人なら大丈夫だろうと思って。で、話しかけたらいきなり目線外されて。でも酒は注いでくれるっていう(笑)」


山崎「どんなヤツやねん(笑)」


TOSHI-LOW「ノールックで俺に酒を注ぐ人、みたいな(笑)」


山さんはその時のことを覚えてます?


山崎「覚えてるよ。ピストル(竹原ピストル/山崎の所属事務所の後輩)のことを話してきたの。ピストルと一緒にやったことあるって。で、その時俺はピストルとおんなじ匂いを感じたんだよ。ほら、アイツってボクシングやってたでしょ? TOSHI-LOWくんも格闘技やってて。だから目線外しながら酒注いだんだけど(笑)」


それがファーストコンタクト。


山崎「次に会ったのも三宅伸治さんのイベントで。その時メールアドレスを交換したんだけど、交換してすぐにTOSHI-LOWくんからメールが来て。なんでかって言うと、その時の三宅さんのイベントって2デイズ(註:実際はソロライヴ含めて3デイズ)で、コロナ禍で還暦祝いだったんですよ。そんで1日目はTOSHI-LOWくんと一緒だったんだけど、俺は2日目も出る予定で、『明日も頑張って』っていうメールが来た(笑)」


TOSHI-LOW「まさやん可哀想なんだよ。たった2曲唄うために2日間も(笑)。しかもそのイベント、この国民的歌うたいの地位がすっごい下なの」


山崎「すごい下ですよ」


TOSHI-LOW「鮎川誠、三宅伸治、友部正人、金子マリ、その下ぐらいの地位で」

まさやんは国民的歌うたいなのに、それでも吉祥寺の隅っこでずっと後輩をやってたの。その時、こういうところでしか見せない顔がある人なんだなって(TOSHI‐LOW)

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