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コレクターズ、2度目の武道館公演が決定。結成35周年を経て、さらなる夢の続きへ

text by 金光裕史

2022年3月13日。コレクターズは5年ぶり2度目の日本武道館ライヴを開催する。結成35周年という節目にまた、あのステージに立つことは素直に嬉しい。感慨深い。しかし、前回が結成から現在までの長い歴史の重みを感じさせるライヴだったのに対して、今回は、現在のメンバーによるバンドのいい状況を伝えるものになりそうだ。それは11月24日にリリースされる、6枚のDVDと2曲入りのCDから構成された結成35周年記念DVD BOX『Filmography』にも表れていて、今年の大阪城野音で行われた結成35周年記念ライヴ、〈LIVING ROOM LIVE SHOW〉として配信された2018年のクアトロマンスリー3本、メンバーが語るバンド・ドキュメンタリー、そして新曲「裸のランチ」「ウィンター・ソング」という内容。ライヴの楽曲こそ幅広い時期に渡っているものの、それも含めて、すべてが今のコレクターズである。そこに高らかに鳴っている今。それがこのバンドがみずみずしく素晴らしい理由である。


( これは『音楽と人』12月号に掲載された記事です)



まずは日本武道館公演決定おめでとうございます。


加藤ひさし(ヴォーカル)
「ありがとう。今回こそチケット売り切って、お前の名前を叫ばずに済ませたいね」


(苦笑)呼ばなきゃいいじゃないですか。(註:前回の日本武道館ライヴで、ソールドアウトまであと何枚だった、と古市に聞かされ、加藤は何故か『金光ぅぅぅぅぅ!』と叫んだ)


加藤「あれは俺たちからのご褒美だよ。ね、コータローくん」


古市コータロー(ギター)「売り切れるから大丈夫ですよ!」


2回目の武道館をやる決意をしたのはいつ頃ですか。


加藤「コロナが蔓延する前から、これから訪れる周年ごとに、大きい会場でやっていくプランはあったんですよ。だからまず、俺の還暦祝いでさいたまスーパーアリーナだって、冗談じゃなく、かなり本気で思ってたの。武道館をあれだけ多くの人で埋めた、その自信もあったんだろうね。でもちょっと冷静になると、さすがにそれは無理だと。そうなった時に、2回目の日本武道館をイメージし始めたかな」


2回目をやるのは俺たちだと。


加藤「そう。前回のように背中を押されるんじゃなくて、自主的に」


古市「俺は今回の武道館について、前ほどの変な気負いはないね。前回は、ここでコレクターズ30年の歴史を!みたいな気持ちが大きかったけど、今度はいいライヴしたいだけ。それがまずあるね」


加藤「そうだね。40周年はキリもいいし、盛大にやりたいけど、5年刻みの周年はどうもね。そういった意味では、コータローくんが言うように、35周年だ!って大騒ぎして、神輿に乗って盛り上げようって感じじゃない。この武道館で、ご祝儀じゃない、本当のコレクターズの姿を知りたいし、知ってほしいなと思ってるかな」


なるほど。


古市「ていうかコロナのこんな時期に武道館を発表って、他のバンドだったら、おいおい本当?って思うもんね」


加藤「俺も思う。でも人が入っても入らなくても、俺たちの目標は、動員人数とは別に、2回目の武道館を観に来てくれた人が、本当に来てよかったって思えるライヴをやるだけなの。今はそれしか頭にないから、あんまり不安はない」


古市「そうね。満足したいね、俺らがまずは」


加藤「1曲目は新曲だから」


え、本当ですか?


加藤「イントロなしで来るから、びっくりだよみんな。俺がキー外したら全部終わりだからね(笑)」


〈This is Mods〉というライヴのタイトルは?


加藤「こういう時期にこういうことをやるのが本当のモッズだっていうことですよ」


古市「あとは小学生でもわかることを意識したの」


加藤「これピコ太郎から来てるから。This is a pen!」


え、「ペンパイナッポーアッポーペン」?


古市「コレクターズの次に武道館でライヴやったのピコ太郎なんだって(笑)。でもそれぐらいキャッチーというかさ」


加藤「わかりにくいタイトルはつけたくなかったね。だから、カウントダウンを今からやりますよ、オリンピック始まりますよみたいな煽りがなくても、ただいいライヴができるバンドでありたい。そういう気持ちだね。次の40周年は、そこにお祭りパワーも入れて、無謀にドームやさいたまスーパーアリーナで、派手にやりたいけどね」

結成40周年は、さいたまスーパーアリーナか東京ドーム。本気で俺はそう思ってるよ。コロナもそうだけどさ、人は壁を乗り越えていく生き物なんだから

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