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【連載コラム】The Songbardsの描写探訪/第2回「侍」

■試し斬りを体験!


今回、真剣の使い方を教えてくださるのは正柳館の上田先生です。


上田「よろしくお願いします」


2人「よろしくお願いします!」


上田「いきなり真剣を手にするのは危険なので、まずは模造刀を手にするところから始めましょう」


(模造刀で持ち方や素振りを一通り練習することに)


上田「だんだん振り方も様になってきたと思います。では実際に真剣を持ってみましょう」


上野「これが真剣かぁ……」


松原「やっぱり緊張感が違いますね……」


しかも、これを頭上から大きく振りかざしてもらうという。


上田「試し斬りでは、水に浸して丸めたござを斬ってもらいます。実際に刀を振り抜くことに戸惑いを感じるかもしれません。ですが、釣り糸を放るような感じで刀をまっすぐに振ること、刀の角度は左足を目指して振りおろすようにすること、床につくギリギリのところまで刀を持っていくこと、この3点を意識していただければ大丈夫ですから。まずは私がお手本として斬ってみますね」


(先生がお手本を見せてくれることに)


2人「おお……!」


上田「先ほどお伝えしたコツを意識して、教えた通りに実践すれば成功します。ただ、どうしても回を重ねると〈ござの斬れる範囲が狭くなって、そのまま刀を大きく振ったら床に刺さってしまうんじゃないか?〉とか、自分の中で雑念が増えていくんですよ。そうすると振り方も崩れてきます」


雑念を振り払う集中力と、気持ちの強さが必要ですね。


上田「そうですね。何より、斬るということは命のやりとりであるわけで。いくら技術的に上手くても、気持ちが弱いと身が持たないので、武士は日頃から剣術の他に座禅などもして精神を鍛えていたんですよ」


上野「いろいろな角度から鍛えなければいけないんですね」


では、お2人にも挑戦していただきましょう。まずは松原さんから行きますか?


松原「はい。やっぱり真剣を手にすると、より気持ちが引き締まりますね……」


時間はあるので、気持ちがちゃんと整ってから行きましょう。


松原「……はい。大丈夫です! では、行きます」


(一振り目、惜しくも失敗)


松原「ああ……!」


上田「真剣となると緊張してしまって、どうしても素振りの時のように大きく振れないんですよね。でも刀を入れる角度はバッチリですよ」


(二振り目に挑戦するが、またも失敗)


上田「最初はさっきよりも大きく振ってましたが、途中で止めちゃいましたね。床のギリギリのところまで刀を入れるつもりでいれば斬れてたはずです!」


松原「みんな僕を下手やと思ってるでしょ……⁉︎ これでも一生懸命やってるんですよ!(笑)」


上田「最初は皆さんそういうものですよ!(笑)。いっそ床を斬ってしまおうと思うくらいの思いきりの良さが必要なんです。次はそのつもりで刀を大きく振ってみてください!」


松原「なるほど……よし、行きます」


(三振り目、刀がござに突き刺さってしまう)


上田「これは嵌めただけという現象です」


松原「そんなつもりないんやけど……(笑)」


上田「ござが短くなったことで斬れる場所がだんだんと狭まって、狙い方も難しくなっていきます」


これ、初心者で成功する方って珍しいんじゃないですか?


上田「そうですね。センスによるところも大きいので……」


(ラストの四振り目に挑戦するも、最後まで刀を振り抜くことができない)


松原「いやあ、難しい……」


松原さん、実際にやってみてどうでしたか?


松原「力の加減とか振り方とか、やる前は自分の中でしっかりイメージしてたんですけど……実際に動いてみると全然違うというか。イメージの半分も力を出せてない感じです(笑)」


上田「では一度交替してみましょうか」


(続いて上野が挑戦)


上野さん、真剣を手にしていかがですか?


上野「…………」


喋ってください(笑)。というか少し震えてるじゃないですか!


上野「いざ真剣を手にしたら緊張してしまって……床に突き刺さったら怖いなあって」


大丈夫です。いざとなったら私のお給料で床を弁償するので、思いきり振ってください。


上野「いや、余計やりづらいんですけど……」


松原「ははははは!」


上野「よし……集中できたので、行きます!」


(一振り目、まさかの成功)


全員「うわ〜!」


上田「おお、すごいじゃないですか!」


松原「もう、なんやねん!(笑)」


上田「引き方が上手いですね。思いきりの良さもあるし、その調子で二振り目も挑戦してください!」


(なんと、二振り目も成功)


上田「おお、いいですね! 素晴らしい」


松原「しかもさっきよりも上手い(笑)。角度も綺麗だし……」


(三振り目、ここに来て初めてのミス)


上田「ああ、連続で成功するとどこか油断してしまうんでしょうね」


上野「ちょっと気持ちを整えさせてください……」


(四振り目、再び成功)


上田「おお! さっきよりもござが短い状態で成功するなんて、気持ちが強いですね!」


すごいですね! 上野さん、成功のコツは何だと思います?


上野「何よりも集中することと、あと……有志の振り方を見て、力の入れ方だったり、どこに気をつけなければいけないか観察して、意識したのが功を奏したのかなって思います」


松原「くうう……」


松原さん、このままでは今夜悔しくて眠れないと思うのでリベンジしましょう。


松原「そうします! よし、気持ちを整えて……大きく振る、大きく振る、大きく振る、大きく振る!」


松原選手、念仏のように唱えてます。


(松原、リベンジ。そして見事成功!)


全員「おおお!」


松原「…………見た⁉︎ 今の!(成功すると思ってなかったのか、誰よりも驚いた顔をしている)」


上田「そうそう! フォームもさっきより良くなってます! お見事です!」


松原「成功してよかった……これで今日は眠れます(笑)」

体験を終えて、歌詞はどう変わったのか

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