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INTERVIEW
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オムニバス・アルバム『茨城大爆発』から見る、地方のバンド事情について

山田将司(THE BACK HORN) ✕ 遠藤仁平(COCK ROACH) ✕ ミヤ(MUCC)


茨城出身ミュージシャンによるオムニバス・アルバムを出すことは最初から決めてたんですか?


将司「最初、仁平とヒカリノハコを立ち上げようと話してた時、地元のバンドマンのモチベーションが下がってないか、って話になって」


仁平「そう。その頃はまだ、最初の緊急事態宣言が出たばかりで、ここまでひどい状況が続くとは思ってもいなかったけど」


将司「だから次にやるのはこういう形かな、とは思ってたかな。まず〈命の灯〉に関わったメンツに、みんな新曲の書き下ろしでオムニバスを作ろうってオファーをして」


若手3人とも、何の予告もなく、会ったこともない将司から突然DMが届いた、って驚いてました。


将司「オフィシャルのTwitterにDMとかしたんだよね(笑)。そこからLINEの連絡先を聞いて、グループラインでまとめられる人はまとめて、そこでやりとりしてる。こういう取材も、俺がひとりひとりに連絡して。受験を控えたメンバーがいたり、いろんな都合で見送りになったバンドもいたから、この25組に落ち着きましたね」


いろんな曲がありますが、中でもMUCCは、SATOち(ドラム)が参加した最後の音源となるわけで。


ミヤ「結果的にそうなりました。この話をもらった時、新曲を1曲入れたベストを出すことは決まってて。そっちに入れた〈明星〉は、決まったことはしょうがないから、前向きに行くしかないよな、ってテーマの曲なんですけど、こっちはその裏側というか、そうは思ってるけど拭えない気持ち、みたいなものが唄われてて」

山田将司(THE BACK HORN)


ちょっとダウナーですよね。


ミヤ「そうなんですけど、このオムニバスに茨城臭というか、一筋縄ではいかない暗さがあって。まさにこっちの〈落陽〉は、脱退という事実を突きつけられた時の感情を、そのまま唄ってるんですよ。だからこの企画がなかったら、形になってなかったかもしれない」


茨城のバンドが持つ、わりとえげつないことも表現してしまうカラーみたいなものが、このオムニバス全般にありますよね。


仁平「本当に暗いっすよね(笑)」


ミヤ「僕がマスタリングしたんで、収録曲すべて聴いてるんですけど〈眠れない〉って唄ってる曲がすごく多いんですよ(笑)」


はははははは! さっき大谷くんが、水戸の諸先輩の薫陶を受けてると、マイナーコードになって、考え込む歌詞が多くなるって言ってました(笑)。


ミヤ「沖縄のバンドのオムニバスだったら、こういう雰囲気には絶対にならない(笑)。それに、ちょっと上の世代にTHE BACK HORNやCOCK ROACHとかMUCCがいたら、こんなことも歌にしちゃっていいんだ、って感覚すると思うんですよね」


仁平「陽気さがないんだよね(笑)」


ミヤ「県民性が出てる。べつに悪い人じゃないんだけど、第一印象悪いとか。そういうの茨城人の特性としてあるんで」


将司「みんな怖いと思われがちな人が多いもんね、茨城人って」


仁平「THE CREATOR OF……とかいるからな」


それは確かに怖い(笑)。


仁平「もろ先輩ですからね。僕らはよく一緒にやらしていただきましたね」

遠藤仁平(COCK ROACH)


皆さんが地元で影響受けた先輩って、BRAHMANとかになるんですか?


仁平「いや、BRAHMANはけっこう歳が離れてるんで、水戸のライトハウスのシーンで言ったら、もう2、3層あるんです。MUCCだとラヴィアンローズとか」


ミヤ「ラヴィアンローズは歳が近いですけど、REDIEAN;MODEって知ってます?」


うわぁぁぁ、懐かしい! 


ミヤ「あと、うちらの世代はライトハウスでやってましたけど、近い世代の先輩方ってそんなにいなかったんですよ。滝(善充/9mm Parabellum Bullet、ギター)とか同じ世代ですけど、その頃はみんな、茨城がベースじゃなくて上京しちゃってたんですよ。東京が近いから。THE BACK HORNも、上京してから知り合って結成でしょ?」


将司「そうだね」


ミヤ「てか将司ってTHE BACK HORNやる前、茨城でバンドやってたの?」


将司「高校の友達とやってた。土浦の楽器屋とか、土浦キララまつりの駐車場。亀城プラザでもライヴやったな」


バンド名なんて言うの?


将司「フォークロア……恥ずかしい(笑)。そのバンドをやってる最中に、THE BACK HORNを専門学校で結成したんだよね」

水戸の音楽シーンが元気になってほしいし、バンドマンがこのコロナ禍を乗り越える力になりたい

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