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EXILE NESMITH、Leola、中田裕二が、故郷 熊本への思いを唄う配信曲に込めた願い

text by 青木里紗

EXILE NESMITHが、テレビ熊本(以下、TKU)でVJを務める番組『NES-FES.』内で発足した「HIGO-UTA」プロジェクト。これは熊本県出身であるNESMITHがエンタテインメントの力で熊本を元気にしたいという強い思いから立ち上がったもので、その一環として、同郷のシンガーソングライターであるLeolaと中田裕二とともに「さるこうよ」という楽曲を制作し、このたび配信リリースをした。熊本弁で「歩こうよ」を意味するタイトルが付けられ、シティポップ感のあるサウンドが特徴の今作。ここでは、2016年に発生した熊本地震以降、現在も復旧作業が続く熊本城や、熊本市電、上通・下通アーケードなど熊本市内の風景はもちろんのこと、さらには熊本県人のチャーミングな人柄まで描いているのだ。今回はそんな楽曲について、制作過程やそこに込めた思いを3人に聞いた。この楽曲は、熊本にとって新しい希望となり未来へと響いていくだろう。



「さるこうよ」聴かせていただきました。とてもいい曲ですね!


3人「ありがとうございます!」


この楽曲は、NESMITHさんがTKUでVJを務めている番組『NES-FES.』で立ち上げた「HIGO-UTA」というプロジェクトの一環で完成したんですよね。まずこのプロジェクトを立ち上げようと思ったきっかけを教えていただけますか。


NESMITH「僕自身、2年前ぐらいから熊本に恩返しというか還元できることをやっていきたいなと思って、市長をはじめ熊本のいろんな方とお会いしている中で『NES-FES.』という番組をスタートさせることができました。熊本はここ何年かで自然災害が相次ぎましたし、音楽で熊本の人たちに寄り添って力になれることがしたいなと思い、番組を通じて〈HIGO-UTA〉プロジェクトを立ち上げました」


そうしてプロジェクトの一環として、「さるこうよ」の制作が始まったんですね。NESMITHさんがお2人を誘った理由は何だったんでしょうか。


NESMITH「中田さんとは以前から公私ともに仲良くさせていただいて。実は〈さるこうよ〉に至るまでも、中田さんには僕のことをイメージした楽曲を作っていただいたりしていました」


中田「ネスくん(NESMITH)がいつかソロアルバムを作りたいみたいな話をしていたので曲を作って。だからLeolaちゃんを紹介してもらう前に、ネスくんとは2人でいつか何かを一緒にやりたいねっていう話はしていたんですよ」


だからこそ、NESMITHさんは今回のプロジェクトでまず中田さんと一緒に制作したいと思ったというか。


NESMITH「はい。Leolaは僕と同じ事務所ですし、同郷同士ということでプライベートでも食事に行ったりしていました。それこそ話を戻すと、熊本のために何かをやってほしいと最初に打診してきたのはLeolaでした。『ネスさんが何かやることで集まる人もいるだろうし、それに私も協力したいです』って3年前ぐらいに言ってくれて、それもあって何か自分もやってみようと今回プロジェクトを立ち上げて動き出したところもありました」


Leola「熊本で震災があった時、地元のために何かしたかったんですけど、当時デビューするぐらいのタイミングだったので、自分の立場だとどうしても形にならないなと自覚していて。若手からすると、熊本出身のミュージシャンの中でもネスさんは先頭に立つ先輩みたいな感じだったのでずっとお願いしていたら、今回声をかけてくださって」


中田「僕も熊本のために何かできたらなとずっと思っていたので、誘ってもらってすごく嬉しかったです」


ではこの「さるこうよ」はどういう曲にしようと思っていましたか?


NESMITH「僕が小さかった頃、熊本のテレビで流れているCMソングやデパートで流れていた曲は、AORとかシティポップっぽい軽やかな音楽が多かった印象がありまして。老若男女、世代問わず熊本人のことを考えた時に、そういう音楽だと聴きなじみがあって落ち着いたりすると思いました。そこから2人とも話し合っていく中で、最終的に80年代の山下達郎さんや竹内まりやさんのような、そういったテイストがいいんじゃないかっていうところに少しずつフォーカスされていきました」


歌詞はどうでしたか?


中田「演歌のご当地ソングとかって、〈何々通りで出会って~〉みたいな、具体的な地名が入っていたりするじゃないですか。それが好きだったので、この曲も地名が入った歌詞にしたいと2人に話して。最初は僕がたたき台みたいなのを作ったんですけど、それを踏まえて『歌詞に入れたい熊本のキーワードはありますか?』って募集したらいろいろと出てきたので、それをまとめて今の形になりました」


NESMITH「僕は歌詞にストーリーが欲しかったです。熊本の人って繫華街のことを〈街〉と呼ぶんですけど『じゃあ街行こうぜ』とか『街で集合しようぜ』と言って出かけて行くので、市電に乗って白川の上の橋を渡って街の中に入っていく時のワクワク感とか、その時に見える車窓からの景色だったりを歌詞に入れられたらいいんじゃないかなと、アイディアとして出させてもらいました。あとは、景色だけじゃなくて熊本にちなんだ音についても触れられたらいいなと思いましたね。例えばいつも秋に藤崎八旛宮で例大祭というお祭りがあるんですけど、そこで聴こえてくるラッパの音のことも歌詞の中に落とし込んでいただきました」


〈ラッパの響きに 胸を熱くした〉というところですね。


NESMITH「そうです。だから、中田さんがまとめてくださった歌詞を見ながら〈ああ、わかる。あの景色浮かぶ〉っていうのがあって」


Leola「私もそうでした。地元に届ける歌なので、熊本の人が聴いて共感できる部分を増やしたいなっていう話をしていたんです。例えば、熊本出身の人同士で話していると『あそこ行っとった!』『私も行きよった!』みたいな地元ならではのあるあるが多いので、曲を聴いてもそういうふうに感じてもらえたらなって」


中田「熊本の人にしかわからない独特なグルーヴがあるなと思っているんですけど、そういうのも曲に乗せて他県の人たちにも紹介できるといいなっていう気持ちもありましたね。だからサビの歌詞で県民性を語るっていう(笑)」

熊本の人って温かくて、義理人情に厚いですし、人との繋がりを大事にするところがあるのかなって

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