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  • #9mm Parabellum Bullet
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【Archive/Live Report&Interview】9mm Parabellum Bullet/音楽と人2011年11月号

テンパってるあまり、演奏がちょっと危ない曲もあったけど、楽しさがすごく会場中にあったから。やるだけやってよかったなって(菅原)




お疲れ様でした。楽しさと今のハードなベクトルが入り混じった、そんなライヴでした。

菅原「ライヴ中にも言ったんですけど、みんなが腕を振り上げてたり、こっちを向いていた時に、肌色だなぁ、と思いました(笑)」

ああ、MCで言ってましたね。

菅原「すんごい肌色でしたよ(笑)。横浜アリーナ終えて、ずっとライヴハウスでやってきたんで、やっぱりZEPPってデカいなあ、と思ってました。そんな場所にこんだけ人が来るのはすごいことだな、とも、だから……肌色だったんですよ(笑)」

中村「今日は大サービスな出し物もいっぱいあって。おかげで途中……今日のライヴ長くないか?って感じました。かなり身を削ってるというか、なんていいヤツらなんだろうって」

菅原「自分で?(笑)」

かみじょう「そうだね。慣れないことばっかりいっぱいして!(笑)」

そのかみじょうくんは?

かみじょう「やりきった感じですが、今振り返ると、ちょっと自分たちを安売りしすぎた……」

全員「あはははははは!」

かみじょう「チケット、もう2000円上げてもよかったんじゃない?」

中村「自分のギタープレイにってこと?(笑)」

滝「百万ドルプレイヤー!」

中村「まぁ配信されちゃうけどね(註:この日のライヴ音源は「カモメe.p.」の購入者特典コンテンツとして、同日の23:59から配信された)」

かみじょう「そこも安売りだよね」

くくく。じゃあ、滝くんはどうですか。

滝「ものすごい量のことをやったなぁって思います。キーボードなんか滅多にやらないけど、まあこの日だけの、特別なことを出来て良かったと思います。曲数もかなり多くて……正直に言います。疲れました!(笑)。短時間のうちにギター弾いてキーボード、ドラム、でまたギターに戻りましたけど、テンパって頭も追いつかなくて」

今回のカヴァーの選曲理由は?

菅原「武道館でもカヴァーのコーナーみたいにやりましたけど、それ以降にやったカヴァーの曲にしようと縛りをつけて。〈どうにもとまらない〉はしょっちゅうやってたから、自分たちで作った〈ルーレットでくちづけを〉まで入れて、カヴァー曲をやろうと」

そしてすごかったのがパートチェンジ。それも照れずに真剣に演奏してるから(笑)。

滝「真剣にクオリティの高い演奏を目指しました」

菅原「SEからいくってところがね!」

中村「かなりお客さん困惑してましたね(笑)」

滝「でもみんな緊張してたよね、さすがに」

菅原「あと、みんなの楽器難しいんだと思った」

けっこう練習したんですか?

滝「練習しましたね。ドラムはやっぱり大変だなぁ。肉体労働だなって思いました」

かみじょう「体力勝負だから」

滝「下手すると1曲でバテたりするんで、これを20曲もやってるかみじょうくんはどういうペース配分をしてるんだ、と」

かみじょう「レッドブルで力技(笑)」

でも最後、スキを見てまた叩き始めたじゃないですか。そんなに好きなのかと(笑)。

滝「そんなに好きです(笑)」

かみじょう「僕はサークルの時に、1、2回くらいギターヴォーカルやってたので。ちょっと昔を思い出しつつ。でも滝が言った通り、もうネタをつぎ込んであるので」

菅原「俺らの気分がとっちらかってるからね! 祭りにしようと思うあまり(笑)」

そういう気持ちは表れてましたね。

菅原「基本的には『Movement』ツアーの流れだから、9月9日の九州だけ『Movement』の曲は全曲やって、かつ、変わったことをしよう、って言ったらこういう形になった(笑)」

滝「キーボードだって普段合わせないですからね。昔、野音でキーボード弾いたんですけど。その時に致命的な失敗して、泣きたい気持ちになって、もう絶対弾かない!っていろんなインタビューで言ったんですけど、それ以来ですもん」

中村「そもそもキーボード入れるとか、パートチェンジとか決まったのが、当日までもう2週間切ってた(笑)」

かみじょう「決めたの8月の末でしょ?」

菅原「ちょっと前、宮崎くらいで決めた」

ここにはもう少し計画的な人はいないのか。

全員「あははははは!」

その状況でよくキーボードやるって言ったね。

滝「かなりビビってたんですけど、自分で言っちゃいましたから」

菅原「テンパってるあまり、演奏がちょっと危ない曲もあったんですけど、でも楽しさがすごく会場中にあったから。やるだけやってよかったなっていう」

『Movement』ツアーはどんな手応えですか?

滝「小さいハコのライヴハウス・ツアーがこないだで終わったんですけど、壮絶を極めました(笑)」

中村「壮絶でしたねー!」

滝「もう、語りつくせないくらいの壮絶さが」

中村「過酷な状況で、ギターが何回も壊れたり」

滝「湿気とか温度とかで、原因不明の故障を次々と起こすし、お客さんもばたりばたりと……もうグショグショで(笑)」

中村「山形と仙台でやった時に、めちゃくちゃハコの湿度が高くなっちゃって。4曲目くらいで、そこにいる誰もがぐったりしてた(笑)。あの時はみんな、今日はマジでヤバい、って顔してたね」

菅原「お客さんも俺たちも、ヤバいねって言ってるのが演奏しながら聞こえた(笑)」

中村「それでかなり鍛えられたところがあるので」

滝「でもバンドだったら、ああいうハコのライヴを当然やるべきだし、自分らがそうしたかったから。デカいハコも、小さなハコも、もっと見境なく平気な顔でやりたいですね」

かみじょう「でも……こんなに小さなライヴハウスを廻ることになるんだったら、ワンバスセットにしとけばよかった。今さら戻すのもカッコ悪いし……」

菅原「あいつ、小さいハコはワンバスらしいぜって(笑)」

じゃあ来年は何をするか教えてください。

中村「2週間前にならないとわからないです(笑)」

かみじょう「むしろ考えてください! じゃないと誰も考えないから」

菅原「でも知ってた? 俺たち再来年が結成9周年なんだよ。それは何かある感じじゃない?」

文=金光裕史 
撮影=橋本 塁

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