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INTERVIEW
  • #THE COLLECTORS

永遠のモッズ少年・THE COLLECTORS 。加藤ひさしソロインタビューを公開!

この世界で誰よりも好きだと言えるモッズがあった。だから多少寂しくてもいいんだ。今も夢を見続けることができてるから


 

でも、誰でもいいからを振り向かせたいわけじゃないですよね?

 

「うん。俺たちの歌を必要としている人が、もっといるって思っててさ。必ず俺は弱い者の立場から唄ってるつもりなんだよ。外に出てこれない連中に、出てこいよって唄ってる。薄っぺらい内容で頑張れって励ます歌はいっぱいあるけど、俺はもっとお前のことをわかってる。なぜなら俺もお前だったから、って。俺の歌を必要として、本当は聴きたがってる連中に、まだ届いてない、気づいてもらえてない感じがしてるんだ」

 

作り笑いの裏で孤独に苛まされてる人たちに、ですね。

 

「それは20年くらい前に『MIGHTY BLOW』を作ったとき、銀次さん(註:伊藤銀次/プロデューサー)にはっきり言われてんだ。THE WHOは『Tommy』で〈See Me,Feel Me〉を唄ったじゃん? 〈自分を見てくれ、感じてくれ〉って。そう思っていても言い出せない連中の代わりにさ。コレクターズも同じことをやらなきゃダメだよ、って。ずっとそれができなかったけど、いつからだろう……それをやんなきゃって思うようになったんだよ。このアルバムはそれをはっきり言ってるんだよね」

 

「振り返る夜」は、まさに、そういう孤独に苛まされている人に寄り添う名曲ですよ。

 

「コータローくんが一番好きって言ってるぐらいだからね。電話がかかってきてさ。『加藤くん、キャンペーンで2曲かけてもらえるなら、絶対に2曲目は〈振り返る夜〉だからね』って。『好きなの?』って聞いたら『好きですよ』って(笑)」

 

加藤ひさしらしい曲ですよ。強がってるけど寂しくて、不安で、背中から俺に構えよ、支えろよって語りかけてる感じが。

 

「ちっちゃい男だねえ(笑)」

 

モッズは本来、それを見せずにビシッとカッコつける世界なのに。

 

「痩せ我慢の美学だからね。だってモッズスーツなんて、着心地悪くてしょうがないんだから(笑)」

 

痩せ我慢してカッコつけるけど、心の片隅にある、こういう俺に気づいてくれ、って気持ち。それが出てるから、このアルバム、とてもコレクターズらしいのと同時に、加藤ひさしらしいんですよ。

 

「この歳でようやく素直になれたのかな。あと、やれる時間もそんなに残されてないと思い始めたからかな。還暦が2年後だけど、その先どうやっていったらいいのかわかんないしね。どんな気持ちでやり続ければいいのかな、って。そこで1回休んだらもう終わる気がするし……」

 

それが逆に素直にさせて、コレクターズらしい曲に、素直な加藤ひさしの心情が、そのまま現れたというか。

 

「そういう意味では、自分がまた歳を重ねていく中で、どういう作品を作って、どういう表現をしていくのか、逆に楽しみだね」

加藤さんはこのまま素直に自分を出せばいいんです。

 

「このままって言うけど、これしかできないんだよ(笑)。本当はもっと器用にいろいろやりたいんだけど、何もできない。めっちゃ不器用だね。まともにギターも弾けない。本当は俺、コータローくんみたいなプレイヤーになりたかったんだよ(笑)」

 

もっと自信持ってもいいじゃないですか。

 

「でも自慢できることがひとつあるよ。バンドで31年メシ食ってるわけじゃん? 世間の人はヒット曲がないとそんなこと絶対できないって思ってるわけ。でもコレクターズは、そこから外れたところにいても、音楽でメシを食ってきた。この歳になるまで。このことは、音楽好きでこれから何かやりたい連中の励みになると思うんだ」

 

ロールモデルですよね。武道館もやって、30年ずっとバンドをやり続けて、ちゃんと娘も育てて。

 

「ちゃんと大学出してとりあえず就職したし(笑)。みんなと自分に自信をつけさせるためにも、ずっとやらないとダメだなって。それがモチベーションにもなってるね。あと、モッズが好きだった自分が、そのままここまでずっとやり続けてることもね。ずっと信じてやってたら、本当にできるかもしれないよって」

 

本気で好きだったら、ってことですよね。

 

「その場合はとことん好きじゃなきゃダメだけどね。俺にはモッズっていう、この世界で誰よりも好きだと言えるものがあった。それがあれば多少寂しくたっていい。だから今も夢を見続けることができてる。いつだってあの頃のままなんだよ」

 

文=金光裕史
撮影=中野敬久
ヘアメイク=なおこ ドーパミン

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