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堂本光一が命懸けで挑み続ける主演舞台『Endless SHOCK』。ラストイヤーも“いつも通り”に全身全霊で挑む

text by QLAP!

【STAGE REPORT】
『Endless SHOCK』
2024.04.09 at 東京・帝国劇場 ※公開ゲネプロ



堂本光一が作・構成・演出・主演を務める『SHOCK』シリーズは、2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』から始まり、堂本光一が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている作品。帝国劇場が建て替え工事のため2025年に休館することに合わせ、今年の公演で25年の歴史に幕を下ろすことが発表されている。

今年は4〜5月に東京・帝国劇場にて本編『Endless SHOCK』とスピンオフ作品『Endless SHOCK -Eternal-』を同時上演。そして、7月〜8月に大阪・梅田芸術劇場、9月に福岡・博多座、11月には再度帝国劇場で本編を上演という長期間の全国ツアーが予定されている。

今回はラストイヤーの幕開けとなる、ライバル役をtimeleszの佐藤勝利が務める4〜5月公演から、本編のゲネプロをレポートします。



「ショービジネスの世界では『Show must go on』という言葉をよく耳にします。皆さんにとっての“Show must go on=走り続ける意味”とは何でしょう?」。 これは本編で劇場オーナー(前田美波里)が、本編の3年後を描くスピンオフ『Endless SHOCK -Eternal-』ではオーナーの言葉を借りてコウイチが、劇中で最初に発するセリフだ。 続けることの難しさを誰よりも知る堂本光一は、 21歳で帝国劇場史上最年少座長を務めた初演から25年、“走り続ける意味”を、その身を賭して伝えてきた。既報の通り『Endless SHOCK』は今年の公演で幕を閉じると発表されている。勝手にいつまでも続くと思っていたショーの終わりは近付いているのだ。だが、 カンパニーは今日もまた、命を燃やし、走り続けている。


5月9日には公演回数が2018回に到達、国内演劇における単独主演記録を塗り替えた本作は、誰もが認める日本のエンターテイメントを代表する作品だ。ショービジネスの街・ブロードウェイで頂点を目指すカンパニーの物語で、光一は圧倒的なスター性を持ち、仲間からも頼られるコウイチ役。その姿はまぶしいほどに輝いていて、役としても帝劇の座長としても有無を言わさぬ説得力だ。 ただ、その光の強さ故に影でもがく者もいて、それがコウイチのライバル。4〜5月の帝国劇場公演では佐藤勝利がショウリとしてライバルを演じており、コウイチ×ショウリのタッグは3年目だが、佐藤の進化には目を見張るものがある。

初年度はガムシャラに突き進むショウリと彼の成長を願うコウイチの関係性が父子のように見える瞬間もあったが、 今年のショウリにはコウイチと堂々と渡り合おうとする強さと自信が感じられる。コウイチの思いを受け継ぎ成長するショウリと、憧れの『Endless SHOCK』出演を経て、さらに進化する佐藤自身の歩みには重なるものが。 今作が長く上演され、同事務所の先輩後輩で演じられてきたからこそのプラスアルファの奇跡として、この感動も大切に受け取りたい。


舞台というのは続ければ続けるほど観客の目も肥えていき、難しさは増していくものだろう。しかし演出家・堂本光一は、ラストイヤーとなる今年も最高のステージを追求しながら、ブラッシュアップを続けている。生身の人間のエネルギーから生まれる輝きを信じ、カンパニーと作品を心から愛する光一。その思いが、コウイチのセリフ「みんながいたから走り続けられた」と共に、真っすぐに観客の心に届くのだ。

今年のポスターは、満開の大桜に向かって階段を駆け上がるコウイチの後ろ姿。大桜はコウイチの意志が仲間へと受け継がれるシーンで登場し、儚くも美しいコウイチの人生を象徴するものだ。来年も再来年も見られると思っていた大桜は今年で最後。でも、その背中を追い掛けて、これからも満開の桜を見たら、我々はきっとコウイチを思い出すだろう。


文=関 亜沙美
写真=中村 功

※QLAP!2024年6月号ではより多数の写真でレポートをお届けします



『Endless SHOCK』
東京・帝国劇場 2024年4月11日〜5月31日 
※Endless SHOCK -Eternal-同時上演
大阪・梅田芸術劇場メインホール 2024年7月26日~8月18日
福岡・博多座 2024年9月1日~29日
東京・帝国劇場 2024年11月
※本編のみ上演

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