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DOES、1年越しの復活ライヴを終えた3人へインタビュー。ようやく踏み出した新たな一歩

text by 平林道子

2016年9月より無期限活動休止中だったDOESが、再始動を宣言したのが2020年の元旦。それを受けて『音楽と人』にて3人へのインタビューを敢行したのが、1月24日のこと(記事は2020年3月号に掲載)。その時点では、誰しも現在に至るこの状況を想像すらしていなかったわけだが、結果的にその年の4月1日に予定されていた復活ライヴ〈(R)evolution #0〉、その後に控えていた東名阪ツアー〈(R)evolution #1〉も中止となり、〈さあ、これから〉というタイミングで起きたコロナ禍によって停滞を余儀なくされた彼ら。しかし今年1月、約4年9ヵ月ぶりとなるニューシングル「道楽心情」をリリースし、改めてバンドの再始動を知らせ、そして4月1日に、丸1年越しとなる復活ライヴ〈(R)evolution #0.5〉を配信という形で行なったのだった。
無観客かつ事前収録配信というバンド初の試みで行われた今回のライヴ。渋谷ストリームホールで行われた収録現場にも立ち会わせてもらったのだが、基本的に一発録り、さらに久々のライヴということもあって会場内には緊張感が漂っていた。しかし、ピンと張り詰めた空気をスパッと切り裂くように「明日は来るのか」でライヴがスタートすれば、もうそこには、音をぶつけあいながら高みへと向かっていく、休止前と変わらぬ3人の姿があった。初期のナンバーから最新作「道楽心情」まで、DOESのこれまでとこれからが伝わってくるライヴは、なによりも力強い復活宣言となっていたのだった。このライヴは、4月8日23:59までアーカイヴ視聴可能なので、ぜひその目で彼らの復活を確かめてほしいのだが、ここではライヴ収録を終えた3人の声を届けたいと思う。
活動休止前のラストライヴで「ちゃんと生きてて待っててくれよな」という言葉を残して去った彼らが、ふたたびステージへと帰ってきた。DOESの次なる季節は、ようやくここからはじまるのだ。



まずは、復活一発目のライヴが終わってみての気持ちを、それぞれ教えてもらえますか?


氏原ワタル(ヴォーカル&ギター)「やっぱり、ライヴってこうだったなっていう感覚が一番大きかったかな。今まで、何回もライヴをやってきたけど、頭も身体も、ちょっと忘れているところがあるなぁ、って。それはメンバーも同じだろうから、そこを共感して楽しもうと思ってたんだけど、個人的にはけっこういっぱいいっぱいで」


ライヴが終わったあと、3人とも膝から崩れ落ちるかのような感じになってて、しばらく虚脱状態でしたね。


氏原「ジョギングとは違う汗をすごくかきましたね(苦笑)。やっぱり今こういうご時世だから、元気に楽しくやろう、ファンの方々や音楽大好きな人たちを少しでも勇気づけられたらいいなって思ってたんだけど。まぁ、ライヴをやることで手一杯になったところがあったかな、うん」


赤塚ヤスシ(ベース)「久々だったからなのか、めっちゃ疲れました(笑)。初の収録配信っていうことで、最初はちょっと戸惑いがあったんだけど、終わったら普通のライヴと何ら変わらないなっていう感覚になってましたね」


ケーサクくんはどうでした? リハ終わりに「久しぶりなんで、楽しんでやるだけです」と言ってたけど、ライヴが終わったあとの感覚はどんなものでしたか?


森田ケーサク(ドラム)「『楽しむだけです』なんて言っておいて、本番中、どんどんパニクってる自分がいたりしたんですけど(苦笑)。でも〈DOESのライヴってこうだったよな〉って、少しずつ感覚を思い出すにつれて〈やっぱライヴって面白いな〉っていう感じになっていましたね。だから、終わった瞬間は、楽しかったっていうのと、早くもう1回ライヴをやりたいという衝動にかられましたよね」


赤塚「そうだね。なんかいろいろ思い出せたし、やっぱり次は生でやりてぇなぁって思ったな」


本来であれば、1年前の4月1日に新代田FEVERで復活第一弾ライヴをやって、6月に東名阪を廻るツアーを行う予定だったじゃないですか。まあ、多くのバンドがこれまでと同じ活動ができなくなっていったわけだけども、DOESの場合、〈ここからもう一度〉というタイミングだったし、いろいろ考えることがあったのかなと。


氏原「まず、最初は〈なんでやねん!〉っていう感じでちょっと混乱しましたね。元旦に復活宣言して、2020年の年度始めでもある4月1日にライヴをやって、〈こっからやで!〉〈DOES第3期!〉みたいな感じでやろうとしてたのに、〈なんでこうなっちゃうんだろうな……〉とはやっぱり思った。でも誰が悪いわけでもないし、ここは耐え忍んで頑張るしかねぇなぁ、と。まあ、その頃はこんなに長引くと思ってなかったんだけど」


いやほんとに。一旦5月末に開催延期としたけれど、コロナ禍が収まる気配もなく、結果的に中止の判断をしましたよね。


氏原「そしたら4月になって、銀魂の制作サイドから、劇場版の『銀魂 THE FINAL』があるっていう話がきまして。『銀魂』って、終わる終わる詐欺とかあったんですけど(笑)、それが本当に終わるんだっていう話で、最初びっくりして」


あはははは。連載は、何度か最終回が延長され、1年近く続きましたもんね。


氏原「そうそう(笑)。でもどうやら本当に終わると。それで『最後の最後だからDOESさんにぜひお願いしたい』という話をいただいたので、それは本当に棚からぼたもちというか、僕に光を与えてくれましたね。緊急事態宣言下で外にも出れないし、ものすごく集中して今回の3曲を作って。夏の終わり、状況が少し落ち着いたタイミングでレコーディングをした感じで」


復活ライヴもできず、先行きの見えない中、映画『銀魂 THE FINAL』からのオファーがあって。そこからシングル「道楽心情」の制作に集中することで、次に向かう光も見えきた。


氏原「そうですね。映画の公開が今年の1月であるということも聞いていたので、先が見えてちょっとホッとしたっていうか、光が見えた感じはやっぱりありましたね」


今回、『銀魂』最後の作品に提供した楽曲から、DOESがこうやって新たに動き出すというのも、また何かしらの縁を感じますよね。


氏原「ね。最後に『銀魂』から大きなギフトをもらったというか、今回のライヴにしても、すごくいいキッカケをいただいたなと思います。最初は、やっぱりお客さんを入れてのライヴをやりたいなって気持ちがあったんだけど、今の状況を考えると、ファンの方々が安心して観れる形がいいかなって思ったんで、無観客でやったほうがいいかなってなれたし」


そして今回、無観客配信での1年越しの復活ライヴを開催するに至ったと。


氏原「有観客で、より多くの人たちが観に来れるような状況になるまで延期するという考え方もあるんだろうけど、音源をリリースしたし、復活宣言からちゃんとバンドが次に向かっていることを見せていかないとなって思ったから」

ひさびさに3人で「サブタレニアン・ベイビー・ブルース」を合わせた時、〈あ、戻ってきたな、DOES〉って思いましたね、純粋に

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