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フラカンが横浜アリーナ公演で描いたストーリーとは? 当日の現場の様子も含めてレポート!

というわけで、ここで終わりたいところだが。せっかくなら密着っぽいテキストを書きたい、と思って、メンバーの入り時間から現場に入ったのに、ここまで家で配信を観て書けることしか書いていませんね、私。なので、最後に、当日あったこと、配信中も配信以外も含めて、いくつか箇条書きにしておきます。


・今日ここに集まってくれたスタッフが、みんなすごくいい顔して働いている、それが本当に嬉しい、と、MCでグレートは言っていたが、それ、リハーサルが終わって楽屋に戻った段階で、すでに口にしていた。無観客なのに横浜アリーナで、というむちゃな企画を決行した理由のひとつに、コロナ禍で仕事がなくなってしまっているスタッフたちと何かやりたい、というのもあったそうで、久々に集まったみんながいきいきと仕事している、ほんとにみんな現場が好きなんだなあって思うよねえ、と、泣く寸前くらいまでジーンとしておられました、リハの段階で。


・これもグレートのMC、「鈴木がいじってくれんから」とみずから説明した、当日の衣装、ワンショルダーのヒョウ柄のオーバーオール(なのか?)について。永井豪『ハレンチ学園』のヒゲゴジラをオマージュしたというこの衣装、1998年10月の二回目の日比谷野音のために作ったが、当時バンドの中が最悪の状態であり、作ったはいいがそんな時にこんなの着たらメンバーの神経を逆撫でするかも、と思って着なかった、そこから22年経って今日初めて着た、とのこと。


・リハーサルの最初、メンバーが順番にサウンドチェックをしている時、圭介に肩を叩かれた。


「ここ、何人くらい入るの?」


「え? ええと、ライヴの時だと13,000人くらいじゃなかったっけ。格闘技とかの時はもっと入るだろうけど」と答えると、


「え、そのくらいなのか。5万人くらい入るのかと思った」


そんなに入るか。東京ドームだよそれじゃ、と思った次の瞬間、「あ、MCで触れるつもりだ」と気がついて、スマホで調べて、ステージに戻った圭介に知らせに行きました。「公式をサイト見たら、17,000人ですってよ」と。


・大きなライヴの時に関係者が贈る花、普通ならロビーに置かれるものだけど、この日は無観客なので、メンバー楽屋の中と入口のところに、いくつか飾られていた。というか、無観客ライヴなのに花を贈る人がいる時点で、フラカン、愛されてるなあ、と思う。ちなみに入口に飾られていたのは、グレートと竹安の出身校・鳴海高校の同級生一同からの花。終演後、「これ、捨てられちゃうから、よかったら持って帰ってね」というスタッフの言葉に、メンバーの中で唯一反応し、花を選んで何本か抜いていたのは、ギタリスト竹安堅一だった。他の3人が持って帰らないのも、彼だけが持って帰るのも、フラカンらしい、なんか。


・この日7曲目にやった「履歴書」は、まだレコーディングもしていない、そもそも次作に入れるかどうかも決まっていないという新曲。圭介曰く「自分のことばっかずっと唄ってきたけど、もう51歳にもなったし、この曲は若い世代へ向けてね、親目線というか、先輩面して作った」そう。〈胸を張れることなど何一つないよな 真白な履歴書に 生きていますと太字で書け〉というサビが強力な曲だったが、そのほかの部分も「これ、新しい代表曲になるのでは?」と言いたくなるほど、いい歌詞だし、メロディもすばらしい。この翌週の9月1日、半年ぶりにお客さんを入れて(限定50人)、生配信もありで新代田FEVERでライヴがあった。2週続けての配信なので、両方観てくれる人のためにまったく違うセットリストを組んでいたが、「いましか」とこの曲だけはやっていた。おそらく、横アリで手応えがあったんだと思う。



文=兵庫慎司
写真=新保勇樹


【SET LIST】
01 白眼充血絶叫楽団
02 脳内百景
03 深夜高速
04 馬鹿の最高
05 DIE OR JUMP
06 いましか
07 履歴書(新曲)
08 感情七号線
09 発熱の男
10 ハイエース
11 最後にゃなんとかなるだろう
12 チェスト
13 最高の夏
14 YES,FUTURE
15 なんとかなりそう
16 真冬の盆踊り


フラワーカンパニーズ オフィシャルサイト https://flowercompanyz.com/

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