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【Archive/Interview】星野英彦(BUCK-TICK)/音楽と人2001年7月号

text by 金光裕史

6月16日はBUCK-TICKのギタリスト・星野英彦の誕生日。音楽と人では、毎年6月の恒例行事として、星野単独取材を行ってきましたが、今年でなんと20回目! 最新号となる音楽と人7月号では、自然体な日常を語ってくれているヒデさん。しかし、それは昔から変わらない彼の大きな魅力のひとつ。ということで、ここに20年前の記事を再掲載。ここで、バンドに対する心の内を素直に語ってくれたことから、6月の風物詩は始まったのです。多摩川で撮影した当時の記事と、同じく多摩川で撮影した最新号の記事とを見比べながら、54歳の誕生日をお祝いしましょう!

(これは『音楽と人』2001年7月号に掲載された記事です)


星野英彦はBUCK-TICKのギタリスト。その優しくてマイペースな様はファンなら誰もがよく知る彼の素顔なんだが、本当にこのお方、全然変わってない。いい意味で。今井寿という超絶天然ギタリストがいるため目立たないとされる時もあるけれど、バンドに瑞々しい色気を与えているのは彼のギターとメロディだったりする。SCHWEINの活動で櫻井と今井が多忙のさなか、本体BUCK-TICKのほうも活動準備を進めていたようで、現在レコーディング中の新曲には星野の楽曲も含まれている。はてさて楽しみなBUCK-TICKのこれから。どうなんですか、ヒデさーん?



BUCK-TICKとしての活動はいったいどうなっておるんだ?という(笑)、読者の声にお応えしてのインタビューなんですけど。


「いやぁ、ねえ。でも最近は今日の写真みたいに、個人的にはだいぶユルい感じの毎日だったりもしてます。規則正しく昼過ぎくらいに起きて、昼ドラ観て(笑)」


ふはは、昼ドラ。


「最近始まったのは今イチなんですけどね……や、でもちゃんと曲は作ってます(笑)。レコーディングがちょうど今日から始まったんですよ。空いてる時間を利用して、ちょこちょこみんなでやってる」


星野さんの曲?


「そうです。今日は自分が作ったやつを録り始めてます。あと今井くんの曲もあって。まだ始めたばかりだから、詳しくは語れる状況にはないんですけど」


珍しく積極的な(笑)。


「まったく(笑)。まあ、SCHWEINもあれだけ活動していますしね。こっちも頑張ってるとこ、ちゃんとみせないと(笑)」


そのSCHWEINについては、どんな感想を持ちましたか?


「いわゆるインダストリアルっぽいアプローチ……その部分は予想通りというか、あの2人とレイモンドとサシャが作る音だなぁ、らしいなぁって感じで」


星野さん自身とは微妙に……。


「違っていますね。興味はありますけど。ここ最近の自分は、ギター・サウンド的なもの……こう、あんまり激しい打ち込みとかじゃなくて。ラフなギターが入ってたりとか……な方向が好きなんですね。今回の新曲もそれに近いかな。たぶん今年は、そんなにBUCK-TICKとしてのライヴもないだろうし、表に出ていくことがそんなに多くないと思うから、大切だな、とは思っています」


こういう課外活動が、バンドにもたらすものってBUCK-TICKの場合は大きかったりするんですか?


「どうだろう……まあ、何かしらあるんじゃないですかね。きっと何か返ってきますよ。俺には返ってこないですけど(笑)バンドには」


相変わらずマイペースな発言(笑)。


「よく言われます……(笑)。でも、変化があれば、あったほうがいいですから。やっぱり。同じ環境で同じ人たちとやってると、やっぱり枠が出てくるだろうし。そういうところで……自分にプラスになります」


バンド自体に枠っていうか。


「…………やっぱりあるでしょ、枠は。良くも悪くも。だからそれを変えたくて、移籍したりしたんだし……動いてないとダメですよね、やはり。それは2年前に、すごく実感もしたから」


あ、そういう気持ちはある、と(笑)。


「はい……心がなまっちゃう(笑)。2年前はまるで動いてない感じだったから、その頃はなまってましたよ。けっこう〈ライヴやりたい〉とか、そういう気持ちにはなりました。人前に出てないとダメですね(笑)……外に表れてきちゃいますから。見かけが、だらしくなく見えちゃう(笑)。あんまり自分の立場とか考えないから」


はははは。もう日常から(笑)。


「うん(笑)……ま、ひとりで先走っちゃってもしょうがないし(笑)」


5人が5人そう思ってるバンドのような感じがするけど(笑)。


「うん。まあ各自そうだと思います(笑)」


でも『ONE LIFE,ONE DEATH』が出てから、いいカタチでバンドは動いてるじゃないですか。


「うん……いいんじゃないかと思います。まあ満足度っていうのは、創るごとにありますけど。周りからの反応とか〈いい〉っていうのがあったりとか……プラスになってるのかな、っていう気はしますけど」


周りの反応とかは気になったりするもんですか。


「んー………………なると思いますよ……ま、気にしないような素振りで、気にはしてます(笑)」


素振りはしてるんだ(笑)。


「や、気にします、普段も。気は遣わないっすけどね。あんまり(笑)」


わはははははは!


「心の中では気にしてます(笑)」


詞にしても、人間にしても、全然変わってない(笑)。


「うん。だから、底辺は全然変わってない気はします。僕もそうだし、初めて会った頃のアッちゃんとも全然変わってない。バンドを見てもそんな感じ。ま、ちょこちょこは変わってるんでしょうけど(笑)。結局……何年やってても変わんないもんは変わんないんだなぁって思いますよ。根底にあるものはきっと人間、誰も変わんないんじゃないかな。それでいて俺たち、お互いまるで干渉しないし」


干渉しないわりには、5人ともよく一緒にいるじゃないですか。


「干渉しないから、いれるんだと思いますよ。深入りはしてるんですけど(笑)。何ていうんだろ……ま、触れてはいけない部分には触れないっていうか……べつにそんな深く考えてないけど(笑)」

ここにいることが幸せなんです。で、きっとこれからもそうなんです、ずっと

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