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【連載】ニトロデイ⼩室ぺい『小室ぺいの⾃由研究』#1

text by 小室ぺい

ニトロデイのヴォーカル&ギター小室ぺいが、自身が気になったものを独自の視点で調査&分析し、文章に綴っていくWEB連載がスタート。記念すべき第一回は、彼の人生の真ん中にある〈音楽〉について。


#1「⾳楽」


僕は永遠に少年でいたいと思う、っていうのはつまり色んなものに興味を持ち続けたいってことなんだけど。実はそのために周りの人に協力してもらって、僕が何かに対して考えたことを記録として残して、さらにみんなに見てもらえるようにする場をここに作りました。そうやってまた新しい発見や刺激があれば最高だと思う。というわけでやっていくよ、よろしく!

今回は1 発⽬ということで僕にとって最も⾝近で、かつ今もなおその正体が不明なままのもの〈⾳楽〉について書いていこうと思う。

そもそも僕の最も始めの⾳楽の記憶ってなんだろう。確か⾳楽を⾳楽として意識したのは今から約10 年前、よくテレビで⾳楽番組を⾒るようになった。今ではまったく⾒なくなっちゃったけど、というよりテレビも持っていない。ただその頃は⾳楽というより歌が好きで聴いていた。歌詞、メロディが当時の僕にとっては⾳楽の全てだった。そしてその時期は結構⻑く、約5、6 年続く。

僕の⾳楽に対する単純なイメージをぶち壊してくれたのは⾼校⽣になってから聴いたナンバーガール。当時、同じ軽⾳部だったニトロデイのベース松島が『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』を貸してくれた。衝撃の出会いだった。歌詞もメロディも、つまり僕が⾳楽の全てだと思い込んでいたものは完全にあくまでその中の⼀部に過ぎなかった。1番びっくりしたのは〈狂って候〉。いまでも歌詞カードを⼿に「えっ、何だよこれ」て思ったことは覚えてる。そこからだ、⾃分で曲を作ってバンドという形で⾳楽をやりたいと考えるようになったのは。そしていまもその気持ちは変わらない。僕はロックバンドがやりたい。

じゃあ次にどうして⾃分は⾳楽を作って、それをライブや⾳源で発表するのか。そもそも、何かを表現するってのは、⾃分に向き合うことと同じだと思う。僕の場合、何かを表現しようと模索するたびに⾃分の冴えなさや、情けなさ、⾊々な⽬をつぶりたい事実にぶち当たる。それは正直に⾔うととてもしんどいことだ。ま、その過程をないがしろにしていないということは僕⾃⾝、誇れることだと思うんだけど。そうやって完成したものは正に⾃分の結晶なんだ。だからこそ⾊んな⼈に聴いて欲しいし、⾊んな感想に興味がある。要するに⾳楽は⾃分にとってコミュニケーションだ。僕は友達だって少ないし、家族ともうまくいってなかった。だからこそ⾳楽が必要だった。もし普段から⾃分という存在を周りとうまく関わらせることが出来ていたら…もっと違う⽣き⽅もあったかもしれない。


あと僕にはひとつ夢がある。ロックスターになることだ、っていうのは⼤きく出過ぎたかもなと思ったり。僕は今まで数々の最⾼のロックバンドに出会ってきた、そしてその度に拳を握り、⼼臓を踊らせ、勢い余って上り坂をダッシュしたりしてきた。そんな経験をみんなにして欲しい。今あるものに満⾜するだけじゃなくて、本当にかっこいい⾳楽に出会って欲しい。そしてそれを僕たちニトロデイが叶えられたら最⾼だ。だからもっと⼤きいステージに⾏きたいし、沢⼭の⼈に聴かれたい。あと次のW カップの応援歌は僕らがやりたいし、紅⽩にも出たい。⾊々夢は尽きない。まだまだ続きがある。だからよろしくだよ。

こんなとこだろうか、今回これを書いて、改めて⾃分にとって⾳楽がどんなものなのかってのが少し明確になった。これからまだまだ悩み続けるだろうけど、きっと僕はずっと⾳楽が好きだ。

以上、次回もがんばるぞー。


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