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INTERVIEW
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BLUE ENCOUNTの新作「FREEDOM」。振り切った先に見えたものとは?

これまでを放り出さず背負ったうえで、もっと違うところに行きたい。だったら、もう何でもやってみるべきだなって


 

これ本当にブルエン?って思うくらい、サウンドもアレンジも、これまでのイメージから振り切ってますよね。だから最初に聴いた時に、田邊さんいい人だから、タイアップでこういう曲がほしいって言われて、それに一生懸命応えるように作ったんだなって思ったんですけど(笑)。

 

「はははは。これが全然そんなことないんですよ! 自分でもびっくりするくらい、スルッと出てきたもので。それは前回の『VECTOR』で吹っ切れていろんな曲を自由に作れるようになったっていうのもあって。さらにそのツアーを廻った時に、あれだけいろんな色を持つ楽曲をやって、思ったとおりの盛り上がりになる地域もあれば、同じ曲でも全然盛り上がらない時もあるんですよ。逆に、しっかり聴いてもらう感じの曲かな?って思ってたものが意外と盛り上がったりとか。でもそのツアーがすごく楽しかったんですよ! 俺らの思いよりも、それこそお客さんの中で曲が育っていってるんだって感じられたというか。だったら、もう何でもやってみるべきだなって」

 

それでここまで、らしくない、曲もやっていいんじゃないかと思えたと。

 

「ずっと責任感みたいなものもあったのかなって思うんです。それは期待に応えるってこともそうだし、曲を届けるっていうところもそうだし。こうやらなきゃ、みたいなものが強くあって。それはべつに嫌ではなかったし、背負っていくことはいいことだなって思ってたし、もちろん今も背負ってないわけじゃないからこそ、こういう歌詞が書けてるわけなんですけど」

 

〈独りじゃない。と気づけた 僕の「昨日」も〉〈生きたくても生きれなかった 誰かの「明日」も/二度と離さないように歩こう〉っていうね。

 

「はい。だからこれまでを放り出したわけじゃなくて、背負ったうえで、もっと違うところに行きたいというか。ブルエンをイメージだけで聴かなかった人にとっても新鮮なものになると思うんですよ。これを機に、俺たちの過去の曲を遡って聴いてほしいし、そうやってさらに広がっていくのかなっていうのはあるので」

 

それだけ新しい人に出会いたい気持ちも大きくなってるってことですよね。

 

「そうかもしれないです。Aメロを聴いた時に、これ誰だろう?って思わせたら勝ちだなって思ってたし。そういうフックみたいなのは求めてたのかもしれないですね」

 

それって、大好きな人を大きな会場で観た、っていうのは影響してますか? 自分たちもそういう場所をやっぱり目指したいとか、そこに対する憧れとか。

「いや、それはないですね。もちろん大きいところでやりたいっていうのは常にありますけど、でも、それこそエルレのスタジアムって、あの10年があったからこその景色だったわけで。だから今は……あんまり規模とか、もう考えてないかもなあ。1年前とか2年前は大きいところでやるっていうのを明言してやってきてたけど、今は、どう大きいステージに立つかっていうところなのかもしれないですね。大きいのをやり続けなきゃいけないっていう法律もなければルールもないので。責任感というよりは、ただひたすら自分たちのやりたい音を出したいっていう。でもなんだろうなあ……大きいところでやりますって言わないと怠けてる感じに見えるんですかね? 世の中的に」

 

そんなことは全然ないですけど、ただ、田邊さんってすごくネガティヴ体質で、ステップアップして広い会場に挑戦していかないと不安になっちゃう、っていう部分も強かったと思うんですよ。

「そうっすね。でも当たり前の流れだったんだなとは思いますけどね。もっと先にとか、もっと前に、ってなってたのは。そういう中で、ブルエンはいろんな人のおかげで、武道館がソールドアウトできて、幕張や福岡もアリーナでもやれて……ただ、前とひとつ違うところは、前はある程度会場というものを想像しながら曲を作ったり、バンドの方向性みたいなものを決めていたんですよ」

 

ああ、武道館でやるならこう、アリーナでやるならこう、みたいな。

 

「はい。それがたぶん制約になってたところがあって。どこかで自分の知らないうちに窮屈さとか、閉塞感みたいなものを感じて、曲作りに対してもそれが足枷になる時もけっこうあったんですよ。でも今はヴィジョンに対して曲を作るんじゃなくて、やりたいことをしっかりやって、その曲がその規模になった時にやればいいんだって、そう思えたというか。曲が持ってる力ってそれだと思ったんですよ。エルレもまさにそうでしたけど、最初は千葉LOOKが半分も埋まってなかったバンドが、その何十年後にZOZOマリンでやるなんて誰が思ってた?みたいなことじゃないですか。でもそれが夢なわけで、バンドの。自分たちが吐き出したものが、お客さんのもとで育ちに育って、あの会場で見たいって思ってもらえるものになる。そこで初めて、大きな会場でやる意味が生まれると思うんです」

 

もうあとに戻れないし、戻りたいとも思わないから、今はしっかり自分たちの道を極めていきたいなって思いますね

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